ツートップ以外は赤字で火だるま!?Xperia一人勝ちだけど本当の今夏ベストバイはどれ?
今夏のスマートフォン商戦は、ドコモの“ツートップ”戦略となる「Xperia A SO-04E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)が約110万台、「GALAXY S4 SC-04E」(サムスン電子製)が約55万台と、Xperia Aの“一人勝ち”といった状況です。一方で、ツートップから外れたメーカーのスマートフォンは売り上げが落ち込み、赤字決算を出すなど明暗はくっきり。
こうした影響でNECはスマートフォン事業からの撤退することを発表、パナソニックも冬以降ドコモにスマートフォン供給を見送るのでは?といった報道が相次いでいます。
売り上げ減を巡ってスマートフォン市場の混乱が続いていますが、利用者にとっての問題は、iPhoneをのぞけばAndroidスマートフォンで一番売れていると言われているXperia Aを購入するのが本当に最良の選択なのか?というところでしょう。
Xperia Aは、ツートップ戦略で、現状では割引率も大きく価格面でのメリットは間違いなく大きいと言えます。また、大型化するスマートフォンの中で手に収まるちょうど良い大きさであったり、Xperia自体のブランドイメージやファンが多いといったりした点も人気の秘密でしょう。これまで、ソニーがグローバル展開しながら培ってきた技術やブランドイメージなどが製品の魅力となっている要素が多く、確かに多くの人に支持されておかしくないスマートフォンではあります。
しかし、本当にXperia Aがベストバイの機種なのでしょうか?
スマートフォンに限らず、“一番売れている製品が必ずしも一番良い製品ではない”のが、家電やガジェットの世界です。それは個人の趣味嗜好、利用方法の違い、価値観の違いなどで評価は大きく変わるからです。
ただ、今夏モデルはドコモのツートップ戦略により、他の機種のイメージが薄くなっているのも事実。Xperia AやGALAXY S4以外の機種を選びたいけれど、メリットがよく分からないといった人も決して少なくないはずです。
そこで、ツートップのGALAXY S4を含めた今夏モデルの注目機種をまとめて紹介していきます。
■スマホでなきゃできないSFのようなカメラで選ぶ
○HTC J One HTL22(HTC製)
スマートフォンで最も使われている機能がカメラです。Xperia Aも無限連写など高性能なカメラを搭載していますが、それを凌ぐのが「HTC Zoe(エイチティーシー ゾエ)」という独自機能を搭載するHTC J One HTL22です。
デジタル加工技術を駆使した「HTC Zoe」は、一瞬で笑顔だけの記念写真を作成できたり、背景に写りこんだ人などを消したり、スポーツなどの連続撮影の写真を一枚に構成したりできます。
コンデジでも画像加工ソフトでもそう簡単にできないような画像編集が簡単にできるのですが、その秘密はワンシャッターで20枚の静止画を撮影し、その後本体の機能で各種加工ができるようになっているのです。
まさにSFやハリウッド映画ばりのデジタル撮影ができるのは今のところこのHTC Zoeだけです。
■スマホ使い倒し派ならバッテリー持ちで選ぶ
○AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ製)
スマートフォンは使ってなんぼ!つまり、バッテリー持ちが一番重要というスマホ使い倒し派なら、省電力なIGZO(イグゾー)液晶と大容量2600mAh搭載のAQUOS PHONE ZETA SH-06Eです。au版のAQUOS PHONE SERIE SHL22も省電力設計で3080mAhバッテリーを搭載します。
Xperia A SO-04Eの2300mAhバッテリーと比べるとその差は歴然です。
■実はスマホで面倒なのは充電!置くだけ充電でえらぶ
○ELUGA P P-03E(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)
バッテリーが持つようになってきたスマートフォンですが、まだ従来型の携帯電話のように数日間もバッテリーが持つ状態ではなく、使い始めるとやはり毎日の充電が欠かせないという人も多いでしょう。そうした点を踏まえると、スマートフォンで一番面倒なのが実は充電だったりします。受電ケーブルを繋いぐ手間もありますが、ケーブルが断線したり、コネクタが変形したり、トラブルが多いのはあまり知られていません。
ELUGA P P-03Eは、ケーブルレスで充電できる置くだけ充電(Qi規格)ニ対応しているので、手間無し、ケーブルのトラブルなしで、充電の苦労から解放されてスマホを使えます。
その他にも、従来型の携帯電話から乗り換えやすいような画面表示や操作方法が魅力です。従来型の携帯電話からスマートフォンに乗り換える場合に、まずは触れておきたい機種の一つと言えます。
■通話で選ぶならソニックレシーバー
URBANO L01(京セラ製)
スマートフォンはネット機能だけに目が行きがちですが、通話派なユーザーもいるでしょう。“携帯電話”としてスマートフォンを選ぶなら、騒がしい場でもクリアな通話ができるソニックレシーバー搭載のURBANO L01です。
また、でか文字表示は移動中でも見やすく、防水・防塵と急な天候の崩れでも安心して利用できます。初めてスマートフォンを持つユーザーやご年配にも配慮された機能や工夫が盛り込まれていて、大きなインパクトはないもののショップ販売員もすすめやすいという声をよく聞くほどバランスのよい機種です。
■伊達に世界シェアを争ってない?いろんな意味でテクノロジー度が高い
○GALAXY S4 SC-04E
ドコモのツートップながら、Xperia A SO-04Eと比べると販売数で2倍近い差があるGALAXY S4 SC-04Eですが、この機種はセンサー技術の塊となっており、モバイル好きにはかなり魅力的な機種であることは知られていません。
また、端末速度の指針であるベンチマークでは、米国のベンチマークでiPhone 5 の約2倍の速度を記録したなどという報道もあり、好成績を叩き出していることも特徴です。ただ、GALAXY S4には、特定ベンチマークだけ最高性能を出すように「最適化」されているという報道もでてきており、テクノロジー好きには話題にことかきません。
このように、国内の販売台数ではXperia Aが一人勝ち状態ですが、Xperia Aより魅力的なスマートフォンはかなり多くあります。
ツートップ戦略に乗るのも悪くなりませんが、ツートップやXperia以外も検討したいという人は、ほかの機種に目を向けて魅力を探ってみてはいかがでしょうか?
※初稿にて、AQUOS PHONE SERIE SHL22がIGZO非対応との誤りがあり、修正させていただきました
富士通、4〜6月期営業赤字=「ツートップ」でスマホ落ち込む〔決算〕
NEC、スマートフォンの新規開発を中止 - タブレット端末事業については継続
サムスンGalaxy S4、特定ベンチマークだけ最高性能を出す「最適化」が発覚
こうした影響でNECはスマートフォン事業からの撤退することを発表、パナソニックも冬以降ドコモにスマートフォン供給を見送るのでは?といった報道が相次いでいます。
売り上げ減を巡ってスマートフォン市場の混乱が続いていますが、利用者にとっての問題は、iPhoneをのぞけばAndroidスマートフォンで一番売れていると言われているXperia Aを購入するのが本当に最良の選択なのか?というところでしょう。
Xperia Aは、ツートップ戦略で、現状では割引率も大きく価格面でのメリットは間違いなく大きいと言えます。また、大型化するスマートフォンの中で手に収まるちょうど良い大きさであったり、Xperia自体のブランドイメージやファンが多いといったりした点も人気の秘密でしょう。これまで、ソニーがグローバル展開しながら培ってきた技術やブランドイメージなどが製品の魅力となっている要素が多く、確かに多くの人に支持されておかしくないスマートフォンではあります。
しかし、本当にXperia Aがベストバイの機種なのでしょうか?
スマートフォンに限らず、“一番売れている製品が必ずしも一番良い製品ではない”のが、家電やガジェットの世界です。それは個人の趣味嗜好、利用方法の違い、価値観の違いなどで評価は大きく変わるからです。
ただ、今夏モデルはドコモのツートップ戦略により、他の機種のイメージが薄くなっているのも事実。Xperia AやGALAXY S4以外の機種を選びたいけれど、メリットがよく分からないといった人も決して少なくないはずです。
そこで、ツートップのGALAXY S4を含めた今夏モデルの注目機種をまとめて紹介していきます。
■スマホでなきゃできないSFのようなカメラで選ぶ
○HTC J One HTL22(HTC製)
スマートフォンで最も使われている機能がカメラです。Xperia Aも無限連写など高性能なカメラを搭載していますが、それを凌ぐのが「HTC Zoe(エイチティーシー ゾエ)」という独自機能を搭載するHTC J One HTL22です。
デジタル加工技術を駆使した「HTC Zoe」は、一瞬で笑顔だけの記念写真を作成できたり、背景に写りこんだ人などを消したり、スポーツなどの連続撮影の写真を一枚に構成したりできます。
コンデジでも画像加工ソフトでもそう簡単にできないような画像編集が簡単にできるのですが、その秘密はワンシャッターで20枚の静止画を撮影し、その後本体の機能で各種加工ができるようになっているのです。
まさにSFやハリウッド映画ばりのデジタル撮影ができるのは今のところこのHTC Zoeだけです。
■スマホ使い倒し派ならバッテリー持ちで選ぶ
○AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ製)
スマートフォンは使ってなんぼ!つまり、バッテリー持ちが一番重要というスマホ使い倒し派なら、省電力なIGZO(イグゾー)液晶と大容量2600mAh搭載のAQUOS PHONE ZETA SH-06Eです。au版のAQUOS PHONE SERIE SHL22も省電力設計で3080mAhバッテリーを搭載します。
Xperia A SO-04Eの2300mAhバッテリーと比べるとその差は歴然です。
■実はスマホで面倒なのは充電!置くだけ充電でえらぶ
○ELUGA P P-03E(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)
バッテリーが持つようになってきたスマートフォンですが、まだ従来型の携帯電話のように数日間もバッテリーが持つ状態ではなく、使い始めるとやはり毎日の充電が欠かせないという人も多いでしょう。そうした点を踏まえると、スマートフォンで一番面倒なのが実は充電だったりします。受電ケーブルを繋いぐ手間もありますが、ケーブルが断線したり、コネクタが変形したり、トラブルが多いのはあまり知られていません。
ELUGA P P-03Eは、ケーブルレスで充電できる置くだけ充電(Qi規格)ニ対応しているので、手間無し、ケーブルのトラブルなしで、充電の苦労から解放されてスマホを使えます。
その他にも、従来型の携帯電話から乗り換えやすいような画面表示や操作方法が魅力です。従来型の携帯電話からスマートフォンに乗り換える場合に、まずは触れておきたい機種の一つと言えます。
■通話で選ぶならソニックレシーバー
URBANO L01(京セラ製)
スマートフォンはネット機能だけに目が行きがちですが、通話派なユーザーもいるでしょう。“携帯電話”としてスマートフォンを選ぶなら、騒がしい場でもクリアな通話ができるソニックレシーバー搭載のURBANO L01です。
また、でか文字表示は移動中でも見やすく、防水・防塵と急な天候の崩れでも安心して利用できます。初めてスマートフォンを持つユーザーやご年配にも配慮された機能や工夫が盛り込まれていて、大きなインパクトはないもののショップ販売員もすすめやすいという声をよく聞くほどバランスのよい機種です。
■伊達に世界シェアを争ってない?いろんな意味でテクノロジー度が高い
○GALAXY S4 SC-04E
ドコモのツートップながら、Xperia A SO-04Eと比べると販売数で2倍近い差があるGALAXY S4 SC-04Eですが、この機種はセンサー技術の塊となっており、モバイル好きにはかなり魅力的な機種であることは知られていません。
また、端末速度の指針であるベンチマークでは、米国のベンチマークでiPhone 5 の約2倍の速度を記録したなどという報道もあり、好成績を叩き出していることも特徴です。ただ、GALAXY S4には、特定ベンチマークだけ最高性能を出すように「最適化」されているという報道もでてきており、テクノロジー好きには話題にことかきません。
このように、国内の販売台数ではXperia Aが一人勝ち状態ですが、Xperia Aより魅力的なスマートフォンはかなり多くあります。
ツートップ戦略に乗るのも悪くなりませんが、ツートップやXperia以外も検討したいという人は、ほかの機種に目を向けて魅力を探ってみてはいかがでしょうか?
※初稿にて、AQUOS PHONE SERIE SHL22がIGZO非対応との誤りがあり、修正させていただきました
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