伊勢丹「華麗なるギャツビー」世界展開幕、バズ・ラーマン監督来日

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 映画「華麗なるギャツビー」の監督バズ・ラーマンが6月12日、4年ぶりに来日し、伊勢丹新宿店で会見を開いた。「華麗なるギャツビー」の公開を前に、伊勢丹新宿店本館3階では映画の衣裳を展示した世界展がスタート。バズ・ラーマン監督は「PRADA(プラダ)」に身を包み、映画や作品への思いを語った。

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 レオナルド・ディカプリオ主演の「華麗なるギャツビー」は、「ムーラン・ルージュ」や「ロミオ+ジュリエット」などを手がけたバズ・ラーマン初の3D映像作品。5月に開かれた「第66回カンヌ映画祭」でオープニング作品/オフィシャル・セレクションの特別招待作品として上映された。同作では、「PRADA(プラダ)」や「MIU MIU(ミュウミュウ)」、「Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)」が衣装、「Tiffany(ティファニー)」がジュエリーやインテリアなどを提供していることも話題の一つ。「華麗なるギャツビー」世界展ではレオナルド・ディカプリオとやトビー・マグワイアが劇中で着用した衣装に加え、監督の妻で衣装を担当した衣裳デザイナーCatherine Martin(キャサリン・マーティン)によるパーティードレスや、本編で使用された「Moët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)」や「M・A・C(マック)」などを展示。"狂乱の20年代" 、"黄金の20年代"を舞台にした映画の世界観を再現している。会期は18日まで。

 バズ・ラーマン監督は「華麗なるギャツビー」世界展について、「(改装した)伊勢丹新宿店のフロアの雰囲気と映画の世界観がぴったり合っている」とコメント。衣装協力した「PRADA」について「実はロミオ+ジュリエットの時もPRADAにジャケットが衣装提供してくれていて、友人であるミウッチャ・プラダは夫婦で最初に映画を見に来てくれたんだ。今回の衣装協力にはそういった経緯もある」と、秘話を明かした。また、公開に伴って「ファッションでも音楽でも、当時(1920年代)と現代のブレンドを重視した」という本作のスタイルを真似たファッションが流行り、ニューヨークでは「Brooks Brothers」のストローハットが売り切れるなど、影響を与えているという。バズ・ラーマン監督は「本作は単なる映画ではない。現代のカルチャーにも影響を与えている」と話した。

■「華麗なるギャツビー」世界展
期間:6月12日(水)〜18日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館3階=センター・パーク/ザ・ステージ#3