決勝進出のCLを振り返るドルト指揮官「マンC戦で覚醒した」

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 チャンピオンズリーグ決勝が、25日にイングランドのウェンブリー・スタジアムで行われ、ドルトムントとバイエルンが対戦する。

 ドルトムントのユルゲン・クロップ監督が、決勝を前に、今大会の勝ち上がりを振り返ってコメントした。『UEFA.com』が伝えている。

「クラブもチームも、全ての者がこのプロジェクトの成功を強く信じていた。本物の自信になるまでには時間がかかったけどね。我々は、全員が互いから学んでいて、全てがうまくいっている。いつの日か、今の状況を振り返ったら、あるいは外から見たら、私はこの状況について『信じられない』と言うに違いない。だが、今はその(状況の)最中で、振り返っている時間も、そんなことを考えている暇もないんだ。次に集中して、前を見据える必要があるからね。でも、外から見れば、ここで起きているのは間違いなく、クレイジーなストーリーだよ」

「これまでで最高の気分を味わえたのは、決勝トーナメント進出を決めた時だ。グループステージでのチームの戦いぶりには驚かされたよ。本当に特別な道のりだったからね。そして、(1−0で勝利を収めた)マンチェスター・シティとのアウェーゲーム(グループリーグ最終節)で覚醒した。『いつの日か、ヨーロッパの最強チームと渡り合える。あるいはそれ以上の結果を収められる』と気付かされたんだ」

「その後の組み合わせ抽選では、ことごとく非常にタフな相手と当たった。例えばシャフタール・ドネツクは最も難しいチームの1つだった。準々決勝のマラガ戦は、最も楽な組み合わせだと言われたね。でも、勢いよく勝ち上がってきた彼らと戦うことがどれほど大変か、我々はわかっていた。そして次(準決勝)はレアル・マドリード戦。最後の10分間は気が気でなかったけど、あのような経験は、1度するとやめられなくなるものだね。だから非常に特別な思い出になったよ」