今年のお花見、自粛ムードの昨年より増加傾向

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楽天リサーチと楽天デリバリーはこのほど、花見に関するインターネット調査を実施し発表した。

対象は、楽天リサーチ登録モニター(約220万人)の中から全国の20歳から69歳の男女計1,000人。

調査期間は2012年3月7日〜3月8日。

調査の結果、今年花見をする予定がある人は約6割(59.9%)で、「宴会をして楽しむ」人は13.4%、「宴会をともなわないが桜を眺める程度に楽しむ」人が46.5%となった。

昨年「宴会をして楽しんだ」と回答した人は9.7%で、今年宴会をして楽しむ予定の人は約4.0ポイント増加した。

「東日本大震災の影響はいまだあるものの、昨年よりも若干花見をする人の割合が増える傾向にあるといえる」と両社は分析している。

誰と花見の宴会をするかという質問では、「家族」(59.0%)、「友達」(50.0%)と回答した人が圧倒的に多く、「勤め先の会社の同僚・先輩・上司」(35.1%)、「恋人」(15.7%)、「親戚」(13.4%)などがそれに続いた。

「震災発生後、身近な人との”絆”への意識が高まっているためか、これまで以上に家族や友達と花見をし、楽しい時間を過ごしたいという意向が強い様子」。

宴会1回当たりの予算については、2,000円〜3,000円と答えた人の割合が34.3%ともっとも高かった。

2年前には1,000円〜2,000円と答えた人がもっとも多かったことからすると、若干景気回復の兆しが見えると言える。

宴会における飲食物の手配方法(複数選択)は、「百貨店・スーパー・コンビニ・ファストフード店等で当日買い出し」が64.9%で最も多かった。

2位は「自分で手作りする」(51.5%)、3位は「お花見会場の露店で購入」(33.6%)となった。

最近では、花見の宴会会場に商品を届けてくれるサービスも増えているが、そのようなサービスを知っているかという質問では、「知っているが、使ったことがない」(53.0%)という回答が最も多く、「知っているし、使ったこともある」(11.9%)という回答と合わせると、認知度は64.9%となった。

さらに、そのようなサービスを使ってみたいかをたずねたところ、約6割(59.7%)が「使ってみたい」と答え、「手ぶらでお花見を楽しみたい人が増えていると考えられる」とコメントしている。