セレンディピティ〜チャンス感度の鋭いラジオになれ/村山 昇
チャンスはこの空間に無数に行き交う電波のようなものである。感度のよいラジオなら、いろいろと音がつかまえられる。感度の悪いラジオだと、ほとんど何も受信できない。
◆「レゴ」を大人向け研修に持ち込む
私が行っている研修でお客様から強く支持をいただいているのが『キャリアダイナミクスゲーム』(通称:レゴブロックゲーム)です。
これは「仕事を成すとは何か」「キャリアを形づくっていくとはどういうことか」を比喩(メタファー)を用いて学んでいくゲームプログラムです。
自分の能力資産(知識、技能、人脈、コンピテンシーなど:これをレゴブロックで置き換える)を増やしながら、時には減らしながら(自己研鑽を怠って、一度習得した能力資産を陳腐化させ死なせてしまうこともある)、それで何を作品づくり(=仕事・プロジェクト)していくかを、20代から50代までのステージを経ながら、動的・自律的にキャリアをシミュレーションしていくものです。
職業人向けのキャリア開発研修にレゴを使うという発想はどこから得たか───それはまったく偶然のことでした。
子どもの環境教育を行っているとあるNPOが、チームワーク力を養成するための演習としてレゴを使っている場にたまたま居合わせたのです。そのときは単に「あぁ、玩具もそういう使い方ができるんだなー」程度の受け止めだったのですが、その日以来、大人向けにも何か展開が可能なんじゃないかという考えがどんどん膨らみ、8年前に新規開発のプログラムとして完成させました。毎年、改良を重ねて現在に至っています。
あのときのNPOでのレゴとの出合いは、偶然だったのか、それとも必然だったのか……。いま振り返ると、それは「必然」だったように思えます。まさに自分にとって、大きな「セレンディピティ」でした。
◆執念がチャンス感度を鋭くする
「チャンスは心構えした者の下に微笑む」。
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◆「レゴ」を大人向け研修に持ち込む
私が行っている研修でお客様から強く支持をいただいているのが『キャリアダイナミクスゲーム』(通称:レゴブロックゲーム)です。
これは「仕事を成すとは何か」「キャリアを形づくっていくとはどういうことか」を比喩(メタファー)を用いて学んでいくゲームプログラムです。
自分の能力資産(知識、技能、人脈、コンピテンシーなど:これをレゴブロックで置き換える)を増やしながら、時には減らしながら(自己研鑽を怠って、一度習得した能力資産を陳腐化させ死なせてしまうこともある)、それで何を作品づくり(=仕事・プロジェクト)していくかを、20代から50代までのステージを経ながら、動的・自律的にキャリアをシミュレーションしていくものです。
子どもの環境教育を行っているとあるNPOが、チームワーク力を養成するための演習としてレゴを使っている場にたまたま居合わせたのです。そのときは単に「あぁ、玩具もそういう使い方ができるんだなー」程度の受け止めだったのですが、その日以来、大人向けにも何か展開が可能なんじゃないかという考えがどんどん膨らみ、8年前に新規開発のプログラムとして完成させました。毎年、改良を重ねて現在に至っています。
あのときのNPOでのレゴとの出合いは、偶然だったのか、それとも必然だったのか……。いま振り返ると、それは「必然」だったように思えます。まさに自分にとって、大きな「セレンディピティ」でした。
◆執念がチャンス感度を鋭くする
「チャンスは心構えした者の下に微笑む」。
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