先日、家電チャンネルではシニア世代のスマートフォン利用者について紹介した。4.7%と決して大きな数字ではないが、今後各キャリアが様々な機種を投入することで普及がすすむ可能性がある。
このように、様々な世代について普及が進むスマートフォン。ここにきて、スマートフォンの普及によって、携帯電話回線が混雑し、数年後には回線がパンクする恐れがあるという話が出てきた。スマートフォンの大きな特徴として、パソコンと同じような機能を持ち、大きなデータ量の動画や、ホームページを見ることができたりゲームを楽しめることが挙げられる。これにより、従来の携帯電話からスマートフォンに変更した場合、1人当たりの通信量が10〜20倍に増える傾向があるという。このままでは2013年には通信量が現在の携帯回線の容量を超す可能性があるということだ。

各キャリアはこの問題について対策に乗り出している。KDDIでは通信量の合計が一定の基準を超えた利用者に対し、通信速度を遅くして通信量を抑える措置を導入するとし、ソフトバンクモバイルとNTTドコモでもすでに通信量抑制についての措置は取っているという。

さらに、料金についても変更になる可能性があるという。ソフトバンクモバイルでは通信量の管理のために定額制の見直しも検討しているということだ。

各キャリアは、根本的な対策として、高速・大容量の次世代携帯通信への移行も目指しているが、本格移行は2014年〜15年になるとされ、それまでの期間を乗り越えられるのだろうか。使用料金など私たちの生活に大きくかかわる問題であるため、要注目だ。


携帯電話回線:スマートフォン普及でパンクする恐れ(毎日新聞)



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