サントリーが輸入・販売する韓国焼酎「鏡月グリーン」のホームページ上の説明文で、同社が「日本海」を「東海(日本海)」と表記していたことが、ネット上で話題となり、該当ページは19日午前に削除されたが、同日午後、サントリー酒類株式会社名義で、「お客様にご不快な思いをおかけしましたことに対して、深くお詫びいたします」とする謝罪文を含むページが掲載された。

写真拡大

 サントリーが輸入・販売する韓国焼酎「鏡月グリーン」のホームページ上の説明文で、同社が「日本海」を「東海(日本海)」と表記していたことが、ネット上で話題となり、該当ページは19日午前に削除されたが、同日午後、サントリー酒類株式会社名義で、「お客様にご不快な思いをおかけしましたことに対して、深くお詫びいたします」とする謝罪文を含むページが掲載された。

 同社は「鏡月グリーン」の「ネーミングのひみつ」の説明文で「『鏡月』というその名前は韓国/東海(日本海)に隣接した湖『鏡浦湖』(キョンポホ)のほとりにある古い楼閣「鏡浦台」(キョンポデ)で、恋人と酒を酌み交わしながら、そこから見える5つの月を愛(め)でた詩に由来しています」と記載していた。

 これに対して、19日午後に掲載された謝罪含む「お知らせ」ページでは、「製品のネーミング由来を紹介する文章中にございました地名表記につきましては、あくまで、商品を紹介するための広告上の表現で、地名に関する見解を表明するものではありませんでした」とした。

 「日本海(Sea of Japan)」の呼称については、韓国や北朝鮮が「東海」と表記するよう主張、国際水路機関(IHO)に、「東海」と「日本海」の併記を求めていた。しかし先日、米国政府はIHOに対して「日本海」の単独表記を支持する見解を提出していた。(編集担当:鈴木義純)