プリウスのワゴンボディ、プリウスαがついに発売になりました。すでに事前に情報が流れていただけにご存じの方も多いでしょうが、全長4615×全幅1775×全高1575mmのプリウス(4460×1745×1490mm)よりもちょっと大きなワゴンとなっています(トヨタのサイトでもワゴンにカテゴライズされています)。


エンジン排気量やハイブリッドシステムはプリウスと基本同じですが、特徴は5人乗りと3列シートの7人乗りがあることで、3列シートはトヨタのハイブリッド量産車としては初のリチウムイオン電池を採用。燃費は全車JC08モードで26.2km/hと、プリウスの30.4〜32.6km/hには及びませんが、優れた数値となっています。


拡大されたトランクスペースは、2列仕様ならゴルフバッグが4つ乗るため、プリウスだと4人でゴルフに行けないと嘆いていたお父さんも大丈夫。3列仕様でも200Lのスペースを確保しています。


またトヨタ初といえばガラス製に比べて約40%も軽量になる大型樹脂パノラマルーフなど、先進装備も用意されています。


価格は235.0〜330.5万円とプリウス(205.0〜327.0万円)よりもちょっと高い価格設定ですが(感覚的に1割程度?)、大ヒットは間違いなしでしょうね。


そこで気になる納期ですが、月販目標台数はわずか3000台。すでに年内納車は無理と言われています。実はこれ震災の影響による部品不足で、作りたくても作れないわけです。プリウスも4月の販売ラインキングで5位に落ちてしまいましたが、作れないものは仕方がありません。欲しい方は気長に待つしかないですね。


ちなみにカタログは、13日朝はもらうことができませんでしたが、夕方以降なら頂けるでしょう。


ディーラーにも展示車がないと言われるプリウスαですが、東京池袋にあるアムラックスやメガウェブでしたら14日から見ることができます。


運転操作ガイドというサイトも用意されています。約20分に渡る長編で、ハイブリッドならではの特徴やプリウスαの便利機能が紹介されています。


http://toyota.jp/sp/wakaru/priusalpha/index.html


(佐藤みきお)


 



プリウスよりもシャープな印象のフロントマスク



カタマリ感のあるリアビュー。



3列目シートは2列目よりも45mm着座位置を高く設定している。



2列仕様の荷室容量は535L。



インパネは独自のデザインを採用。



3列仕様でもシートを倒せば広大な荷物スペースが生まれる。



2列仕様はニッケル水素バッテリーを荷室床下に搭載。



3列仕様はセンターコンソール部分にリチウムイオンを配置。



電動サンシェード付き樹脂製パノラマルーフ。ガラス製よりも軽量で、断熱性にも優れている。


 




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