自然保護に関する米国のブログ「stand-up-today.blogspot」では、日本のイルカ漁に抗議する米有名芸能人の公共コマーシャルについてつづっている。

 CMでは、ナオミ・ワッツやロビン・ウィリアムズ、ヘイデン・パネティアーなど、テレビや映画で活躍中の俳優やミュージシャンが、公共コマーシャル「The Cove PSA - My Friend Is...」で、和歌山県太地町のイルカ漁を抗議している。

 筆者は、トップクラスの有名芸能人らが語りかけるCMを見て、とても感動した様子で、太地町のイルカ漁への認知度が上がるだろうと述べている。

 しかし一方で、コマーシャルに出演している有名芸能人らは、ビデオ制作のために顔や声を提供しているが、イルカ漁に関する自身の考えをさらに追求している様子がうかがえないと指摘している。

 今年のイルカ漁が始まってから、公共コマーシャルに参加している有名芸能人の誰も太地町を訪問していないし、その後もメディアでイルカ漁を抗議するコメントを発していないとつづっている。

 なぜ、運動を支持しているのに陰に隠れているのか、また彼らは、本当にイルカ漁を気にかけているのだろうかと疑問視している。

 筆者は有名芸能人らが太地町に行き、メディアやファンにイルカ漁の残虐さを伝えるなら、国内外のメディアが太地町に殺到するだろう。そして、この事実は日本人の興味を引き、イルカ漁の現状が変わることにつながると確信しているとつづっている。

 最後に筆者は、イルカ漁を止めさせる唯一の方法は、日本人が興味を示すことにあると締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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