新型インフルエンザで大騒ぎした今年の冬。

現在はいったん収まってますが、
秋以降、再び感染が広がる可能性があるため、
予断を許しません。


さて、家庭でできる、
インフルエンザ感染予防策のひとつが

「正しい手洗いの励行」

ですね。


おかげで石鹸やハンドソープなどの売上が
伸びたようですが、ハンドソープの

No.1ブランド

はなんだかご存知ですか。


それは、ライオンの

『キレイキレイ』

です。


『キレイキレイ』は、1997年に登場。

わずか3年後の2000年にトップシェア
(金額ベースでの市場シェアは、現在40%超)
を獲得し、以降も王座を堅持しています。

売上高は、2007年に100億円を突破しています。
(ライオンのアニュアルレポート2007、2008より)


キレイキレイが登場するまでのハンドソープ
といえば、「薬用ミューズ」の独壇場でした。

ところが、キレイキレイがわずか数年で、
ハンドソープのトップシェアを奪い、
その地位を磐石なものにした背景には

・絶妙なネーミング
・物語(ストーリー)性

の2点があると言えそうです。




「キレイキレイ」というネーミングは、
帰宅後、お母さんが小さい子どもに、

「おてて、キレイキレイにしましょ!」

と話しかけるところから取ったもの。

ハンドソープのメインターゲットが、
小さい子どもを持つ主婦層であることを考えると、
実にわかりやすく、かつ親しみやすさを感じさせる
ネーミングでした。

なにしろ、しょっちゅう「キレイキレイ」と
自分で口にしている言葉ですからね。


<物語(ストーリー)性>

同製品は、発売当初から、
イラストレーター上田三根子氏が描く、

「キレイキレイファミリー」

すなわち

・キレイママ
・よしおくん
・よしこちゃん

の3人のキャラクターを軸とした、
パッケージデザインやコミュニケーション施策
が展開され、独自の世界観を生み出していました。


また、子どもたちが
自主的に手を洗ってくれるように、

「キレイキレイの絵本」
「キレイキレイ手洗いの歌」


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