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緊張感に満ちた開発現場

1959年にブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が初代ミニを発売した際、そのパッケージングは極めて革新的であり、価格もわずか496ポンドからと手頃な設定だった。そのため、当然のように大成功を収めた。

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1990年代初頭、新たに権利所有者となったローバーは後継車の開発を始めた。しかし、1994年1月にBMWが同社を買収したとき、新しいミニがどうあるべきかについて、両社の考えがまったく異なることが明らかになった。


2001年に登場した初代BMWミニ(R50)

開発はたちまち綱引き状態となった。ローバー案はコンパクトで革新的なパッケージングの後継車を目指したものであるのに対し、BMW案はレトロなスタイルのスポーツカーに傾いていた。欧州と米国から集められた15人のデザイナーが、わずか6か月で新型車のデザインを任され、最終的には互いに競合するさまざまなビジョンが提示された。現場には緊張感が走っていたという。

BMWは最終的に、ミニを低価格車から高級車へと変える方針を取り、自社のフランク・スティーブンソン氏によるデザイン案を採用した。

ターゲットとするのは、20歳から34歳の裕福な若年層と、初代ミニに懐かしい思い出を持つ35歳から50歳の層という、2つの異なる層だ。そして価格は20倍に跳ね上がった。最終的に『ワン』は1万ポンドから、スポーティな『クーパー』は1万1600ポンドからの設定となった。

エンジニアも困惑?

この方向性が初めて示されたのは、発売の3年前となる1997年のフランクフルトモーターショーだった。BMWは世間の反応を探りたかったのだ。これほど早い段階でデザインを公開することにはリスクがあったが、ベルント・ピシェッツリーダー会長は「ミニを真似する者はいない。唯一無二のクルマになる」と主張し、そうした懸念を一蹴した。

世間の反応は決して一様ではなかった。AUTOCARの読者の1人はこう不満を漏らした。「長年のミニのオーナーであり愛好家として、BMWが世界に先行公開を計画していると聞いて嬉しい驚きを感じた。実物を見るまでは。これはミニではない。ミニが象徴するすべてが、無意味なマーケティングの仕掛けへと歪められてしまった」


1997年に発表されたミニ・スピリチュアル・コンセプト

別の読者はこう切り返した。「新型ミニ? ハニー、シトロエンDSを縮めちゃったよ」(翻訳者注釈:映画『ミクロキッズ』の原題『Honey, I Shrunk the Kids』のダジャレ)

初代ミニのサスペンションを担当したエンジニア、アレックス・モールトン氏でさえも不快感を示し、AUTOCARにこう語った。

「これが一体何なのか、わたしにはわかりません。ミニという文字は入っていますし、グリルやライトなどの細部はいいのですが、車体が大きすぎます。プロポーションが崩れているように見えます。これは本物のミニではないと思います」

BMWへの痛烈な批判

BMWがミニのクラシックな外観を台無しにしたという非難も相次ぎ、ある読者はこう書き込んだ。「あのライト、あのグリル……。そう、あの『フロッグアイ』が復活した! クルマを台無しにする最も醜いフロントデザインの1つ(最後に目撃されたのはフォード・スコーピオ)が、再び現れた」

また別の読者は、フランクフルトで公開されたプロトタイプが真の新型ミニであるとは信じがたく、「史上最高のクルマの名前、評判、スタイリングの要素を借りて、単なる別の小型ハッチバックを売り込もうとする冷笑的な試み」に過ぎないと疑った。


今も熱狂的なファンが多いクラシック・ミニ

しかし、すべての反応が否定的なわけではなかった。「わたしはすっかり魅了された。新型ミニは、わたしの新車購入リストのトップに躍り出た。広さと安全性のニーズを満たしつつ、レトロなスタイリング要素と現代的なレイアウトが見事に融合している」という声もあった。

路線変更も結果的には大成功

2001年に新型ミニがついに発売されると、当誌の評論家たちは「見た目も走りも素晴らしい」と評価したものの、「平凡なエンジンと期待外れのパッケージ」を補うには不十分だと指摘した。初期の世間の反応と同様、レビューも玉石混交であった。ドライビングは爽快で魅力的だが、粗野で荒々しい印象のエンジンに足を引っ張られているというのだ。

また、新しいミニを購入するためには、BMWのディーラーに足を運ばなければならないが、ある読者は「気後れするような体験」だったと述べた。これは、より深い葛藤を浮き彫りにした言葉である。ミニはもはや階級にとらわれない親しみやすい存在ではなく、入念に作り込まれた高級品となっていたのだ。そして、誰もがその変化を快く思っていたわけではなかった。


最新世代のミニ・クーパーC(F66)

ミニを再構築するにあたり、BMWは「シンプルさ」を「洗練性」に、「手頃な価格」を「憧れ」へと置き換えるというリスクを冒した。予想通り、このアイデアを好まない人もいたが、それ以上に多くの人が受け入れた。BMWミニの初代モデルは世界で80万台販売され、今日ではステファンソン氏のデザインは高く評価されている。

さらに、ミニは幅広いモデルラインナップを誇るブランドへと成長した。これは、2005年に消滅したローバーとは対照的である。

原文:アリス・ピューター(Alice Pewter)