アジア太平洋経済会議(APEC)が開かれている南米ペルーで会談し、握手する林信義(りんしんぎ)総統府資政(顧問)(左)とブリンケン米国務長官=2024年11月14日、中央社記者翁睿坤撮影

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(リマ中央社)ペルーの首都リマで現地時間15日に始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に総統特使として出席する林信義(りんしんぎ)総統府資政(顧問)は同14日午後、ブリンケン米国務長官と会談した。外交部(外務省)によれば、両氏は台米の各方面でのパートナー関係の継続した強化について意見交換したという。

林氏が総統特使としてAPEC首脳会議に出席するのは民進党の陳水扁(ちんすいへん)政権下の2005年以来、2度目。林氏は同13日、娘の林玟萱氏と共にリマに到着した。

外交部によると、林氏とブリンケン氏は地域の平和と安定の確保や、地域および台湾と国交を結ぶ国の繁栄と発展の促進などについても意見を交わした。会談は活発な雰囲気で行われたという。

林氏は同15日午前には各国首脳と来賓の非公式対話に出席し、昼には昼食会の形で各国首脳と共にAPECビジネス諮問委員会(ABAC)と対話する。夜には夕食会に出席する。空き時間を利用し、各国首脳と交流するとみられている。首脳会議は同15〜16日に開かれる。

(曽智怡/編集:名切千絵)