新スタジアムに続いて新エンブレムもお披露目された(写真はイメージです)【写真:藤原裕久】

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栗原勇蔵氏が長崎の新エンブレムについて言及

 J2のV・ファーレン長崎は11月10日のリーグ最終節・愛媛FC戦後(5-2)には新エンブレム発表のセレモニーが行われたなか、ファン投票でデザインを決定した背景に元日本代表DF栗原勇蔵氏は「横浜とか東京ではなかなか難しい」と言及している。

 長崎は2025年にクラブ創設20周年を迎えるなかでエンブレム変更を発表し、9月には最終4案を公開した。その後最終2案に絞られていたなか、リーグ最終節の愛媛戦後にセレモニーが行われお披露目となった。

 ファン投票のもと「長年愛されてきたオシドリのイメージを継承し、NAGASAKIの誇りを胸に、頂点を目指し世界に向けて挑戦するクラブの姿を表現。クラブアイデンティティの象徴である『V』、NAGASAKIの誇りを示した『N』、平和への想いを込めた『折り鶴』のモチーフを融合させました」と、説明している。

 栗原氏は「地元の大企業がスポンサーになり、地域一帯で闘う感じがみれていい」としつつ、「地方クラブならではの強みがありますね。羨ましいです」と、ファン投票による決定までのプロセスについて語った。また、「横浜とか東京ではなかなか難しい」理由に、「東京など都会のクラブは出来なくはないですけど、まとまるのは数が多いいので大変そう」と言及している。

 長崎は今年新本拠地ピース・スタジアムが完成し、10月6日の第34節大分トリニータ戦でこけら落としとなった。リーグ戦では惜しくも3位でプレーオフへ回ることになったが、地元に根付く地域密着クラブとしてJ1昇格を目指す。(FOOTBALL ZONE編集部)