メ~テレ(名古屋テレビ)

全国各地で相次ぐ闇バイト事件。リスクを考えずに犯行に及ぶため、凶悪化しているとも言われています。住宅への強盗事件では犯行の前兆があるとされ、警察が注意を呼び掛けています。

12日、名古屋市の金山総合駅で警察官が呼びかけていたのは、昨今の闇バイト事件で目立つ自宅に押し入る強盗への注意です。

愛知県警にはーー

「自宅を訪れた人に家族構成を聞かれた」

「家をスマホで撮影している人がいる」

「屋根がちょっと壊れているので、点検しますといわれた」といった内容の通報が。

11月に入ってから、不審者に関する110番通報は175件。闇バイト強盗の前兆として事前に下見をする可能性があるということです。

「訪問者が不審かどうかは警察官が確認するので、迷うことなく110番してほしい」(愛知県警中警察署 沖本真吾地域課長)

県警は対策を呼び掛け 街の反応は…

愛知県警は、SNSで「資産」や「外出予定」「家族構成」などを公開しないこと、不審者には直接応対しないこと、強盗に入られた場合、外に逃げるための経路を確認しておくことなどの対策を呼びかけています。

闇バイトについて、名古屋の街の人はーー

「給料が高いバイトって魅力的なのかな。怖さを感じないのかな、怖くないのかなと思う」(19歳大学生)

Q.SNSで闇バイトの求人は流れている

「しょっちゅう見ますね。おかしいなと思うけど、学生だったら飛びつくかも」(24歳)

闇バイトは警察に相談を

闇バイトでは免許証などの個人情報を握られてしまい、抜け出そうとすると脅されるケースもあるといいます。

警察庁は「警察に相談すれば、あなたや家族を確実に保護する」などと呼びかけています。

実際これまでに、「闇バイトに応募し、怖くなった」などとして、警察に保護された事例が11月7日までに46件に上ったということです。