Microsoftが「ペイント」と「メモ帳」にAI機能を追加、キャンバス内にオブジェクトを追加・オブジェクトの消去&文章の言い換え・トーンの調整・コンテンツの長さの変更が可能に
2024年11月7日にMicrosoftが、Windowsの標準アプリ「ペイント」と「メモ帳」向けの生成AIを採用した新機能を発表しました。
New AI experiences for Paint and Notepad begin rolling out to Windows Insiders | Windows Insider Blog
https://blogs.windows.com/windows-insider/2024/11/06/new-ai-experiences-for-paint-and-notepad-begin-rolling-out-to-windows-insiders
◆「ペイント」の新機能
長方形または自由形式の選択ツールを使用して画像内の領域を選択すると、メニューポップアップが表示されます。「Generateive fill」オプションをクリック。
テキストボックスに追加したいものを入力し、「Create(作成)」をクリック。
すると、入力したプロンプトを元にAIがオブジェクトを追加してくれます。生成された内容が気に入らない場合は、「再試行」ボタンをクリックすることで別のオブジェクトに変更することが可能。満足できるオブジェクトが生成されたら、「Keep」ボタンをクリックしてペイントキャンバスに適用するとのことです。
なお、この機能はまずCopilot+ PC向けにリリースされます。
また、キャンバスから不要なオブジェクトを削除する「ジェネレーティブ消去」機能も発表されています。ジェネレーティブ消去機能を使うには、キャンバス内の不要な部分をブラシで塗って選択します。
「Apply(適用)」をクリック。
すると、選択したオブジェクトが消去されます。
「ジェネレーティブ消去」はCopilot+ PC以外でも利用可能とのこと。
◆「メモ帳」の新機能
メモ帳に新たに追加される機能は、書き換えたい部分を選択してプロンプトに指示を入力するだけで、文章の書き換えやトーンの調整、コンテンツの長さを変更してくれるというもの。気に入らない場合は「再試行」をクリックすると別の文章が生成されます。
なお、この機能はアメリカ、フランス、イギリス、カナダ、イタリア、ドイツのすべてのWindows 11ユーザーが利用可能で、記事作成時点では日本では使用できません。
また、ペイントとメモ帳の新機能はまずWindows 11のCanaryチャネルとWindows Insider Program加入者向けに展開されるとのことです。