NYダウ終値、1508ドル高で史上最高値を大幅更新…テスラは15%高
6日のニューヨーク株式市場は、トランプ前大統領の勝利を受けて今後の企業業績が上向くとの見方が広がり、買い注文が優勢となった。
ダウ平均株価(30種)の終値は前日比1508・05ドル高の4万3729・93ドルとなり、史上最高値を大幅に更新した。
1日の上昇幅が1500ドルを超えるのは2020年4月以来、約4年半ぶり。今年10月18日に記録した終値としての史上最高値(4万3275・91ドル)を400ドル以上、上回った。
トランプ氏は法人税率を21%から15%に引き下げる考えを示しており、多くの企業にとって業績改善につながるとの期待が膨らんだ。金融機関に対する規制緩和も進むとの見方から、ゴールドマン・サックスなど金融大手の株価が大幅に上昇した。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は、544・30ポイント高の1万8983・47となり、最高値を更新した。トランプ氏を積極的に支援したイーロン・マスク氏が率いる米電気自動車大手テスラの株価は15%高となった。(ニューヨーク支局 小林泰裕)