ろうそくを放置し火事に…

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去年11月、錦町のアパートで女性が死亡した火災で、警察は6日、このアパートに女性と住んでいた男を重過失致死などの疑いで逮捕しました。

去年11月11日、錦町にある2階建てのアパートを全焼した火事。焼け跡から、このアパートに住む井上恵美さん(当時44)が遺体で見つかりました。あれから1年。警察は6日、重過失致死などの疑いでアパートに住んでいた会社員・家城輝彦容疑者(58)を逮捕しました。家城容疑者は、住んでいた部屋に火のついたろうそくを放置し、アパートを全焼させ、井上さんを死亡させた疑いがもたれています。

警察によりますと、火事があったアパートは2世帯が入居できますが、住んでいたのは内縁関係にあった家城容疑者と井上さんの1世帯だけでした。なぜ、アパートにろうそくを放置したのでしょうか。警察の調べに対し、家城容疑者は「魔よけのためにろうそくに火をつけて置いていたが、火事になってしまった」と話しているということです。

家城容疑者が「魔よけ」の目的で、1階の木製の窓枠などに数本のろうそくを直接置いていたことから引火したとみられています。家城容疑者は、火事が起きた際、雨どいを伝って部屋から逃げたということです。

今のところ、2人に目立ったトラブルは無く、警察が詳しいいきさつを調べています。