ZOZOチャンピオンシップで優勝したニコラス・エチャバリア【写真:Getty Images】

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ZOZOチャンピオンシップ

 日本開催の米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップは27日に千葉・アコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で最終日が行われた。PGAツアー公式は、現地で日本のギャラリーが工夫を見せた観戦スタイルを紹介。海外ファンは「これは優秀だ」「一歩先を行っている」と注目していた。

 ギャラリーが鈴なりになったティーグラウンド横の観戦エリア。前がほぼ見えない状況だが、一人の女性ギャラリーは持ち運びができる折り畳み式の踏み台を置くと、静かに上って選手を見つめた。撮影可能な場所も設けられた今大会。男性ファンも同様に台に上がり、静かにスマホを向けた。背が低い子供や女性ファンも、それぞれ持参したものに乗り、プレーに見入っていた。

 PGAツアー公式インスタグラムは「日本のファンは最高の景色を見る方法を知っている」とつづって動画を公開。海外ファンからは「これが日本だ、彼らはいつも一歩先を行っている…」「日本人はいつも方法を見つける」「これは優秀だ。これからは私も1つ持ってくことにする」「彼らの文化はいつも一歩先を行く」「ベテランの動きだ」「素晴らしいアイデアだわ!」「これが日本が好きな理由よ」「とてもスマートだ」「これアメリカにも持ってきて!」といった反響が寄せられている。

 日本開催のZOZOチャンピオンシップでは、過去の大会でもこうした日本ファンの工夫が紹介され、海外ファンに注目されていた。今年は通算20アンダーとした30歳のニコラス・エチャバリア(コロンビア)の優勝で幕を閉じた。日本勢最上位は杉浦悠太(フリー)の6位、松山英樹(LEXUS)は46位だった。

(THE ANSWER編集部)