2025年9月に東京で開催される世界陸上の代表選考会を兼ねた競歩の日本選手権35キロが10月27日、山形県高畠町で行われ、静岡県小山町出身の川野将虎選手(26、旭化成)が2時間21分47秒の世界新記録で優勝し、3大会連続の世界陸上代表に内定しました。

1周1キロの周回コースを歩くレースは、序盤から川野選手、東京五輪代表・勝木隼人選手(自衛隊体育学校)と丸尾知司選手(愛知製鋼)の3人が引っ張る展開で進みます。30キロ手前で川野選手が仕掛けて前に出るとそのまま独歩状態に。結局、2時間21分47秒でフィニッシュ。

世界陸連は2023年、公認大会で2時間22分0秒を切った場合、世界記録に認定するとしていてい、川野選手が初めてその壁を突破し、世界記録保持者となるとともに、日本陸連が定める派遣設定記録を突破し、3大会連続の世界陸上日本代表に内定しました。

川野選手は、2022年オレゴン大会で銀メダル、2023年ブダペスト大会で銅メダルを獲得していて、東京で3大会連続メダル、そして悲願の金メダルを狙います。