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およそ20年前、当時勤務していた小学校で教え子の小学6年生の男子児童に性的暴行などを加えたとして、埼玉県教育委員会は、教育委員会で課長職として働く52歳の女性職員を懲戒免職としました。

きょう付で埼玉県教育委員会から懲戒免職の処分を受けたのは、教育委員会で課長職として働く52歳の女性です。

県によりますと、女性職員は2003年12月ごろから2004年5月ごろまでの間、当時勤務していた県内の公立小学校で、教え子の小学6年生の男子児童に性的暴行やキスなどのわいせつな行為をしたということです。

今年8月、元児童が県に被害を訴え、女性職員が県の聞き取りに対し行為の事実を認めたことから、懲戒免職の処分となりました。

元児童は「大人になり、当時のことを振り返ったときに、やはりおかしいと思った。区切りつけたいので訴えた」と話しているということです。

女性職員はその後、公立中学校で教頭や校長をし、教育委員会で幹部職にあたる課長職として働いていました。

教育委員会の日吉亨教育長は、「守り育てるべき児童に対し、教員が加害行為をしていたのは極めて悪質」「断じて許されるものではなく、不祥事根絶に全力で取り組む」としています。