Batman: Resurrection

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1989年に登場したティム・バートン監督によるDC映画『バットマン』の“その後”を描く続編が登場していることをご存知だろうか。

『バットマン』は、バットマン役をマイケル・キートンが、ジョーカー役をジャック・ニコルソンが演じ、今なおDC映画の原点のひとつとして愛される傑作コミック映画。本国アメリカでは、その続編となる小説『バットマン:レザレクション(原題:Batman: Resurrection)』が、2024年10月15日に刊行されている。

© Warner Bros. Entertainment, Inc.

舞台は、ジョーカーが死亡した後のゴッサム・シティ。ブルース・ウェインは引き続きバットマンとして悪と戦っている。街にはジョーカー一味の残党がなおも蔓延っており、毒薬「スマイレックス」にさらされた生存者たちがゴッサムの大病院に雪崩れ込んでいる。

ブルースはゴッサムの混乱により深く飲み込まれるようになり、悪夢にうなされるうち、クライマックスで描かれた大聖堂での出来事について、新たな疑問を抱くようになっていく。やがてバットマンは、悪の勢力がますます組織化され、裏で邪悪な存在が手を引いてることに気付く。世界一の探偵は、実はジョーカーは今も生きているのではないかとの謎にあたっていく……。

執筆はジョン・ジャクソン・ミラー。映画『バットマン』の影響で作家を志したといい、当時は劇場で12回も鑑賞したそうだ。そのミラーはこの度、後編となる『バットマン:レボリューション(Batman: Revolution)』を2025年秋に刊行することをアナウンスしている。

ミラーがSNSに掲載した写真には、前編となる『レザレクション』の隣に、「?」マークが描かれたハードカバーが並んでいる。このことから後編『レボリューション』では、謎解きを仕掛ける知能派ヴィラン、リドラーが登場すると考えられそうだ。リドラーといえば1995年の『バットマン フォーエヴァー』ではジム・キャリーによってコミカルに演じられているが、ティム・バートンが監督を務めたのは前作『バットマン リターンズ』(1989)までであった。

『バットマン:レザレクション』は英語の原語版がハードカバー、Kindle版などで発売中。邦訳版の可能性にも期待したい。

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