「せかされたと思い頭にきた」トイレ待ちの全盲男性を蹴り上げ…暴行容疑で池田隆一郎容疑者(34)を逮捕 警視庁

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東京・神田署で自称アルバイトの池田隆一郎容疑者(34)が連行される様子がカメラに捉えられた。池田容疑者は神保町駅で多機能トイレを使用中、物音で急かされたと思い、待っていた全盲の男性を暴行した疑いが持たれている。

全盲の男性を後ろから蹴り上げる

東京・神田署で10月11日午前9時ごろ、けだるそうな表情でうつむきながら歩く男の姿があった。

男は自称アルバイトの池田隆一郎容疑者34歳で、9月3日に白杖を持った視力がほとんどない全盲の男性を暴行した疑いが持たれている。

きっかけは男性の白杖が扉に当たったこと

犯行現場は都営新宿線の神保町駅だった。警視庁によると、池田容疑者はホームにある多機能トイレを使っていたという。

そこに、トイレに入ろうと被害者の男性がやってきた。位置を探るため、動かしていた白杖がトイレの扉にコツンとぶつかってしまった。

すると池田容疑者はトイレから出てくると、待っていた男性の後ろに回り込み、腰の辺りを蹴り上げたという。

騒ぎが大きくなると、池田容疑者は逃げるタイミングを見計らい、隣の男子トイレに身を隠していたといい、その後、現場から逃走した。

蹴られた被害者の男性にケガはなかった。

犯行から約1カ月、10月9日に逮捕された池田容疑者は調べに対し、「外から音がして、トイレを急かされたと思い、頭にきて蹴った。全盲だとは知らなかった」と話している。
(「イット!」 10月11日放送より)