死んだ犬(左)と刃渡り30センチにもなる刃物を持って現れた老人。[写真 「アニマルディフェンダー」 インスタグラム キャプチャー]

写真拡大

自身の滋養強壮を口実に、犬を撲殺して引きずって持っていこうとしていた老人が公憤を買っている。

14日、JTBC『事件班長』によると、動物保護団体代表Aさんは京畿道広州(キョンギド・クァンジュ)のある地方の集落で、一人の老人が力なく伸びて地面に横になっている犬の首輪を掴んで引きずっていく様子が含まれた映像を情報提供した。

この映像で、Aさんが犬について質問すると、老人は「突然ぽっくり倒れて死んだ」と説明した。だが、すぐ「(知人から)薬にするので捕まえてくれと言われて捕まえてやったが、中風を患って(下半身が)ちゃんと動かない」と打ち明けた。

Aさんが「イヌを食べれば良くなるのか」と聞くと、老人は「保身湯にして犬焼酒を醸して食べたり飲んだりすれば体に良いという俗説があるのでそうする」としながら「そのような状況で私たち2人の老人が犬を1匹捕まえようとした。だから理解して目をつぶってほしい」と状況をうやむやにしようとした。

Aさんは当時の状況について「情報を提供されたときはまだ犬がけがをしていたものの生きていたが、到着してみるとすでに死んでいた」とし「その後、老人は凶器まで持ち出して『私はもうここまでだ』というふうに脅迫までした」と伝えた。

Aさんは該当の老人を動物虐待と特殊脅迫で警察に申告した。Aさんは「動物虐待は処罰が弱かったためか認識変化が容易ではない。こうしたことがこれ以上発生しないよう願う」と付け加えた。