山口市の事務所で記者会見する杉田氏

写真拡大

 自民党の前衆院議員の杉田水脈氏は12日、山口市の事務所で記者会見を開き、党が11日に公表した衆院選の2次公認候補予定者の名簿に登載されなかったことについて「党の判断を真摯(しんし)に受け止める」と述べた。

 衆院選には立候補せず、来夏の参院選への出馬を目指す意向を表明した。

 杉田氏は派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があったとして4月に党紀委員会で党の役職停止(6か月間)処分を受けた。

 記者会見で杉田氏は、10日に森山幹事長に衆院選の立候補を辞退する意向を伝えたと説明。「不記載のあった議員が比例選への重複立候補を認められない中、自分だけ登載されるのかという気持ちがあった。反省しなければならないことで、来夏の参院選比例代表に挑戦し、信を問う」と語った。