日本代表は10日、サウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで行われる北中米W杯アジア最終予選第3戦でサウジアラビア代表と対戦する。現地時間午後9時(日本時間11日午前3時)のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、9月の第2戦バーレーン戦(◯5-0)と同じ先発メンバーを起用した。

　日本にとっては過去3戦全敗と鬼門にあたるジッダでのアウェーゲーム。前日9日の時点でチケットは完売し、厳しい蒸し暑さに包まれるスタジアムに満員6万人のサポーターが詰め掛ける中、森保一監督は9月シリーズの主力中心のメンバー起用に踏み切った。

　GKは引き続き鈴木彩艶(パルマ)で、3バックは左からDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、DF谷口彰悟(シントトロイデン)、DF板倉滉(ボルシアMG)。ダブルボランチはMF遠藤航(リバプール)とMF守田英正(スポルティング)が組む。攻撃的なウイングバックは左にMF三笘薫(ブライトン)、右にMF堂安律(フライブルク)で、シャドーは左にMF鎌田大地(クリスタル・パレス)、右にMF南野拓実(モナコ)。1トップにFW上田綺世(フェイエノールト)が務める。

　ベンチ入りメンバー枠は23人。DF長友佑都(FC東京)、DF関根大輝(柏)、DF望月ヘンリー海輝(町田)、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)がベンチから外れている。

　対戦相手のサウジアラビアのFIFAランキングはC組3番手の56位(日本は最上位18位)。過去の通算対戦成績では10勝1分5敗と勝ち越している。もっとも、W杯最終予選では3大会連続で同じグループに入っており、過去2大会の戦績は2勝2敗。アウェーではいずれも0-1の敗戦を喫しており、鬼門突破がかかる大一番となる。

<出場メンバー>

[日本]

▽先発

GK 1 鈴木彩艶

DF 3 谷口彰悟

DF 4 板倉滉

DF 16 町田浩樹

MF 6 遠藤航(Cap)

MF 5 守田英正

MF 8 南野拓実

MF 10 堂安律

MF 15 鎌田大地

MF 7 三笘薫

FW 9 上田綺世

▽控え

GK 12 大迫敬介

GK 23 谷晃生

DF 2 菅原由勢

DF 21 瀬古歩夢

MF 22 旗手怜央

MF 14 伊東純也

MF 17 田中碧

MF 13 中村敬斗

MF 20 久保建英

FW 11 前田大然

FW 18 大橋祐紀

FW 19 小川航基

▽監督

森保一

(取材・文　竹内達也)