<正しいのはどっち?>わが子の意地悪な言い方を注意したら旦那は「正論を言っただけ」と反論して……

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子どもが自分の意思を伝えられるようになると、その言葉遣いや伝え方が気になるこもあるかもしれません。そして気になる点について、夫婦で意見が分かれることもあるでしょう。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。

『食事中のことです。長男がお茶を飲みたくなったと席を立ちました。

長男「お茶をいれる」

次男「僕のもないんだけれど」

長男「いれていないんだから、ないに決まっているでしょ!」

私「長男、そんな言い方をしなくてもいいでしょ」

旦那「なんで? 長男は正論を言っただけでしょ? なんで責められないといけないの?」

私「余計な一言でしょ。そういうときはいれてあげるものだよ」

旦那「次男もいれてって言ったらいいだろ」

私「それなら私はみんなから頼まれなければ一切家事をやらないから」

こう言ったらみんな黙りこみました。

長男は7歳、次男は4歳になったばかりです。これは私が悪いのでしょうか?』


家族で食事をしているときに、長男の言い方が気になった投稿者さん。でも旦那さんは長男は正論を言っているとして、夫婦で考え方に違いが出ています。長男の言葉は余計な一言だと考えて注意した投稿者さんですが、他のママたちはどう感じているでしょうか。

「そんな言い方はしなくていいでしょ」に、他のママたちの印象は?

『躾の範囲内だと思うので投稿者さんは悪くないと思う』


長男の言い方は次男を不快にさせる可能性があるので、いくらきょうだいといえど配慮が足りなかったかもしれません。今後同じようなことが起きないように長男を注意するのは、躾という意味で必要だったともいえます。

一方、投稿者さんの注意は適切ではなかったという意見も見られました。

『そこは次男に「お茶をくださいとお願いしなさい」と教える場面だよ。そして長男がお茶をいれてくれたらお礼を言いなさいだよ』


『私なら「だから? お兄ちゃんにお茶をいれて欲しいなら、ちゃんとお願いしなさい」と次男に注意する。人に何かをしてほしいときや人の手を借りたいときは、きちんと頼むのが礼儀だよ』


次男は長男にお茶をいれて欲しかったのでしょうが、遠回しな言い方をしてしまいました。長男としては、お茶が欲しいならそのことをきちんと言わないとわからない、という気持ちだったのかもしれませんね。次男は「僕の分がない」と言えば、長男が意図を察してお茶をいれてくれると思ったのでしょう。その気持ちもわかりますが、この場面で親が指摘すべきなのは長男ではなく、はっきりと言わない次男の方だったとも考えられます。

旦那さんが長男を庇ったことには理由がありそう

『旦那さんの発言は親としては要注意かな。正論だから言い方を考えなくてもいいとはならないからね』


旦那さんは長男を庇うようなことを言っていますが、それに関してはいろいろな見方があるようです。長男の言っていることは正論ではありますが、伝え方には少し問題があるかもしれません。意地悪な言い方をしなくても、「それならお茶をいれてあげる」と言うこともできたのではないでしょうか。投稿者さんが余計な一言だと感じてしまったのも理解はできますね。

『旦那さんは長男を守りたかったんじゃない? 私も同じ年の差の子どもたちだれけど、ついつい下の子を守ってしまうときがある。旦那さんは日々気にしているのかなと思った』


きょうだいがいると、どうしても下の子に手がかかったり、気を遣ったりすることが多くなるものです。旦那さんはそれに気づいていたからこそ、意識的に長男を守ろうとしたのかもしれませんね。自分は長男の味方になろうと考えたからこその言葉だった可能性もあります。

どちらが悪いということではなく、適切な対応を教えるチャンスだったのかも

『そこまで長男を責めなくても「こういうときは、一緒にお茶をいれてあげるよと言うといいよ」とシンプルに伝えたらいい。そして同時に次男にも「そういうときは、お茶をくださいと言うといいよ」と伝える。長男と次男それぞれに、「よりよい言い方がある」と親として伝えてあげる場面。どちらが悪いとかではないのに、夫婦でどちらか悪い方を決めようとしているみたい。それがよくなかったかな』


『投稿者さんが「そんなことを言わずにいれてあげてー。ほら次男もお願いしてー」でよかったのかも』


投稿者さんは食事中に誰かの飲み物がなくなれば、それを気遣うのは当然と考えていたのではないでしょうか。今回は長男が次男に対して「お茶をいれるね」と言えば、それで済む話だったのかもしれません。一方でお茶をいれて欲しいとわかりやすく言わなかった次男にも、注意すべき点があるでしょう。投稿者さんと旦那さんは、長男と次男のどちらに非があるのかを考えていますが、大切なのはどう対処するのがいいのかを2人に教えることだったのかもしれませんね。そうすれば夫婦で言い合いにならず、投稿者さんもモヤモヤした気持ちにならずに済んだでしょう。今回のことをよい教訓だと考えて、今後同じようなことが起きたときにはうまく対処できるとよいですね。