藤川球児氏(C)日刊ゲンダイ

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 阪神は今季限りで岡田彰布監督(66)が退任、球団OBである藤川球児氏(44)の来季監督就任が決定的となっている。

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 フロントはすでに来季の組閣に着手している。中でも注目を集めているのが、右腕となるヘッドコーチの人選だ。

 藤川氏は投手出身だけに、攻撃、守備、走塁の作戦、指示など、新監督をサポートするうえで野手出身者が適任だろう。

 まして指導者経験ゼロからの就任となるだけに、フロントもヘッドコーチ経験者を中心に、コーチ経験が豊富な人物をリストアップしているとみられている。

 放送関係者がこう話す。

「それで言うと、楽天で監督経験があり、今季限りで西武ヘッドを退任する平石洋介氏(44)、中日で与田監督時代(2019〜21年)にヘッドを務め、西武やロッテで監督の経験もある伊東勤氏(62)も実績があります。あとは、ヤクルトで18〜19年の2年間、ヘッドを務めた宮本慎也氏(53)も該当します。DeNAの二軍監督として先日、チームをファーム日本一に導きながら、今季限りで退団する青山道雄氏(64)も、DeNAやロッテでヘッド、二軍監督などを歴任するなど指導者経験は豊富です」

 ただ、人選が難航した場合は、平田勝男ヘッドコーチ(65)の続投もあるという。

「平田ヘッドは誰より岡田野球を知り尽くしていますし、コーチ経験も豊富です。何より、親会社の阪急阪神ホールディングスの角会長が求める『岡田イズムの継承』という意味でも、うってつけの人材です」(前出の関係者)

 果たして、新米監督を支える右腕は誰になるのか……。

  ◇  ◇  ◇

 時に「パワハラでは?」と物議を醸してきた岡田監督だが、仮にアレンパを達成していても「解任」させられていた可能性が高い。いったいどういうことか。阪神に水面下で何が起きていたのか。

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