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 大麻取締法違反の疑いで逮捕された格闘家の木村“フィリップ”ミノル容疑者(31)は昨年に2度ドーピング検査で陽性となっていた。

 昨年6月に行われたRIZINの試合で、ドーピング検査で陽性となり失格。筋肉増強剤の成分を含む禁止薬物の使用が判明したため試合は無効となり、罰金と半年間の出場停止処分を受けていた。さらに同年12月に安保瑠輝也との試合が組まれたものの、11月のドーピング検査で再び陽性だったことが判明し、試合が中止となっていた。

 木村容疑者は5日に開催される格闘技イベント「FIGHT CLUB.2」のメインイベントでYA−MANと対戦する予定だったが、3日主催者から試合の中止が発表された。

 昨年2度の違反にもかかわらず、今イベントではドーピング検査は実施しない予定だった。9月18日の会見で、YA−MANは「木村ミノルを信じているので」とし、木村は「今はクリーンな体を目指してるので。神に誓ってやってない。大丈夫」と語っていた。

 ブラジル出身の木村は父がイタリア系ブラジル人、母が日系ブラジル人で、3歳で日本に移住。10歳からキックボクシングを始め、2020年に17歳でプロデビュー。2018年にKrushウェルター級王座を獲得。2020年にK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者に輝いていた。