リヴァプールでプレイするグラフェンベルフ photo/Getty Images

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指揮官が代われば選手の起用法も変わるものだが、リヴァプールで激変のシーズンを送るのがMFライアン・グラフェンベルフだ。

リヴァプールは今季より指揮官がアルネ・スロットに交代しており、グラフェンベルフはそこで不動の存在となっている。ユルゲン・クロップ前政権では途中出場が目立ったが、今季はここまでリーグ戦6試合全てにフル出場だ。

パフォーマンスレベルも安定している。ドミニク・ショボスライ、アレクシス・マクアリスターと組む中盤トリオがファーストチョイスになっていて、ここまでは抜群の機能性だ。

英『TalkSport』によると、アストン・ヴィラなどで活躍した解説のガブリエウ・アグホンラホル氏も絶賛する。

「ここまでの戦いを見ると、1試合を除く全てのゲームでMOMは彼だよ。クロップ体制では出場時間が増えなかったが、今季は多くの出場時間を得ているね。彼にはパワー、攻撃性、スピード、テクニックがあり、ボールを前へ運ぶことができる。セットプレイに対応するだけのサイズもあるしね。個人的に彼は傑出したMFだし、今季ここまでは私の中でTOP3に入るMFだよ」

アヤックス時代より才能は高く評価されていたが、今季はリヴァプールでその才能が完全開花しようとしている。まだ22歳と若いことも魅力で、すっかりスロットのチームに欠かせぬ存在になっている。