失職選んだ斎藤知事 不信任には反発「本当にそこまで行かないといけかなかったのか」
パワハラ疑惑などで批判を浴びる兵庫県の斎藤元彦知事(46)は2024年9月26日午後に記者会見を開き、失職した上で出直し選挙に出馬すると表明した。県議会では不信任決議案が9月19日に可決。斎藤知事は10日以内に議会解散か失職、辞職の選択を迫られていた。この不信任について、「本当にそこまで行かなきゃいけなかったのか」などと反発した。
解散の選択肢は「最初からなかった」
今回の会見で、斎藤知事は30日付で失職した上で出直し選挙に立候補すると表明。議会解散の選択肢は最初からなかったとし、高校生からの手紙を読んで出馬を決意したなどと説明した。
不信任決議に納得しているのかと記者から質問された斎藤知事は、内部告発文書の調査で事実を解明することは大事だとし、「机を1回叩いたり付箋を投げたのは良くない行為」だとし、反省しなければならないなどと話した。
だが、不信任決議案可決については、「議会の判断ではありますけれど、私は本当にそこまで行かなきゃいけなかったのかという思いは正直ありますね」とも語った。