セクシークイーンが38秒に凝縮した日本への感謝 現役引退アン・シネに惜別の声「切な過ぎます」
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが最後の試合
女子ゴルフで「セクシークイーン」の愛称で親しまれたアン・シネ(韓国)が22日まで行われた国内ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンを最後に、現役引退を発表した。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)はアン・シネが日本への感謝を語った38秒間の動画を公開。ファンからは「寂しいです」「早すぎる残念」といった惜別の言葉が寄せられている。
思いを凝縮させた38秒間の挨拶だった。やや切ない表情のアン・シネはカメラに向かって韓国語で「日本でたくさんの時間をともに過ごした皆さんのおかげでたくさんの力を出してこられたと思います。思ったより早いタイミングで引退することになりましたが、これまでたくさんの応援をいただき、幸せな時間を過ごすことができました。第2の人生も応援していただければ幸いです」と語ると、最後は韓国語と日本語で「ありがとうございました」とお辞儀をした。
JLPGA公式インスタグラムは「先日引退を発表したアンシネ選手から日本のファンのみなさまへメッセージです」とつづって動画を公開。ツアー仲間の河本結(RICOH)は涙の絵文字を添えて「オンニ」と書き込み、日本人ファンからも「寂しいです」「セクシークイーンと言われたが、誠実さがもっと魅力的なあ」「これから始まる人生も素敵でありますよーに」「最後があんな大雨で、しかも短縮競技となり、切な過ぎます」「これからの人生に幸あれ!」「またいつでも戻って来てー」といったコメントが集まった。
2017年に日本ツアー初参戦し、「セクシークイーン」として旋風を巻き起こした33歳のアン・シネ。昨年12月のQTファイナルステージで今季前半戦の出場権を獲得し、今季は5年ぶりに日本でプレーしていた。荒天のため27ホールの短縮競技となったミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは通算1オーバーの28位。第2回リランキングで終盤戦の出場権を獲得できず、大会後に現役引退を発表していた。
(THE ANSWER編集部)