韓国人が大型連休を素直に喜べない残念過ぎる理由

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韓国のお盆にあたる「秋夕(チュソク)」。先祖の霊を祀るこの行事は、韓国では2大名節の一つとして重要視されている。

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一方、長期休暇での帰省が当たり前とされる現状は負担が大きい。特に、今年の秋夕連休は9月17日が秋夕当日であり、土日を含めて14日から18日まで5連休となるが、負担が大きいと考える人も多い。

そんななか、SKコミュニケーションズが成人男女6220人を対象に行った「秋夕でもっとも負担なこと」というアンケート結果が公表された。

それによると、回答者の52%が「両親や親戚への贈り物やお金」が最も負担になると答え、「料理の準備」(22%)、「帰省渋滞」(10%)と続いた。

最も多かったお金の問題だが、2024年は特に負担感が大きかったと思われる。

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というのも、韓国キャリアプラットフォームが470社の企業をアンケート調査した結果、「秋夕に賞与」を与えるという企業は47.7%と、2012年の調査開始以来、最低の数字となったのだ。

賞与を辞めた企業の理由としては、「賞与の代わりにプレゼントを渡すことに変わった」というのが最も多かった。やはり、現金よりも現物支給に切り替えたほうが企業側の負担も少ないからだ。

また支給すると答えた企業も、例年に比べて「減額した」という回答が多かった。

こうした世知辛い状況に、韓国国内では「そろそろ秋夕に連休を無理して作る必要はないよね」「親戚の集まりになると、『結婚しろ』とうるさくて嫌になる」「行事にこだわる年寄りたちが亡くなれば徐々に廃れていく」など、厳しい意見も散見された。

確かに連休はうれしいが、こうも負担がかかるなら考え物ではないだろうか。

(文=サーチコリアニュース編集部)