アーセナルはCL初戦で難敵アタランタとドロー決着…守護神ラヤがPKストップでチームを救う

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 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節が19日に行われ、アタランタ(イタリア)とアーセナル(イングランド)が『スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリア』で対戦した。

 アタランタはセリエA開幕節でレッチェに4−0と快勝した後、第2節トリノ戦、第3節インテル戦で2連敗。ただ、第4節フィオレンティーナ戦は3−2で逆転勝利して、CL初戦に臨む。一方、アーセナルはプレミアリーグ開幕2連勝の後、第3節ブライトン戦で引き分けたものの、第4節でトッテナムとのノースロンドンダービーに勝利。開幕4試合で1失点と鉄壁の守備を見せている。

 アタランタは直近のフィオレンティーナ戦からスタメン1名を変更。DFラウル・ベッラノーヴァに代えてDFダヴィデ・ザッパコスタを起用した。対するアーセナルは、ノースロンドンダービーを出場停止で欠場したMFデクラン・ライスが復帰したほか、ガブリエル・ジェズスを先発起用。ノルウェー代表の試合で負傷した主将マルティン・ウーデゴーアはメンバー外となった。

 前半序盤にチャンスを作ったのはアーセナルだった。まずは6分、インサイドハーフで起用されたMFカイ・ハヴァーツがペナルティエリア内からシュート。14分には、ペナルティエリア手前からのフリーキックをサカが直接狙うが、これはアタランタGKマルコ・カルネセッキの好セーブに阻まれる。さらに18分にはFWガブリエウ・マルティネッリがシュートを放つが枠を捉えられなかった。

 一方、アタランタも組織的なディフェンスでアーセナルを苦しめる。30分にはFWマテオ・レテギのポストプレーからMFシャルル・デ・ケテラーレがシュート。しかし、枠に飛ばすことはできず、前半は0−0で折り返した。

 後半立ち上がりにアタランタがゴールに迫る。MFエデルソンが左サイドから巧みにドリブルで突破し、ペナルティエリア内へ侵入すると、対峙したMFトーマス・パルティが倒してPKを献上する。しかし、立ちはだかったのがアーセナルの守護神だった。51分、このPKをレテギが蹴ったが、GKダビド・ラヤが完璧に読み切ってセーブ。こぼれ球をレテギがヘディングで狙うが、ラヤがゴールライン上でボールをかきだし、得点を許さなかった。

 試合はこのままスコアレスドローで終了。両チームともに勝ち点1を分け合う結果となった。

 CLリーグフェーズ第2節は現地時間10月1日から2日にかけて行われ、アタランタはアウェイでシャフタール・ドネツク(ウクライナ)、アーセナルはホームでパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦する。

【スコア】
アタランタ 0−0 アーセナル


【ハイライト】守護神のスーパーセーブ!アタランタvsアーセナルはドロー決着