自民党総裁選の候補者の一人である高市早苗氏について、元議員らや政治ジャーナリストが印象を語った。

【映像】高市氏が“手取り金額”を明かす(実際の映像)

 元東京都知事の舛添要一氏は高市氏について「若い時からよく知っている。途中からぐっと右寄り路線に行ったことがちょっと気になって」としつつ「これからの世の中には復古的。たしかに安倍派の支持を得るかもしれないが、それでいいのかと。むしろ若い時の彼女に戻ってくれた方が、支持が広がるような気がしてならない。友人として言うと…」と語った。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏は「本当に勉強熱心で“保守の論客”。ただ、自民党内では、ちょっと扱いにくい人という対象になっている」と指摘。「すぐTwitter(現:X)とかで、自民党に対する文句や岸田氏に対する文句を発信してしまう。そんなことはしないで欲しいという人も多い。『私は聞いていない』『私は呼ばれてない』と反発してしまうところがある。そういった懐の深さがないと、なかなか議員票の広がりはない」と分析した。

 一方で、「保守の人を中心に議員の外、YouTubeなどでも人気が高い」としつつ「党員票で爆発的に増えてくるかもしれない。そこで勝っていくという可能性はまだある」と補足した。

 議員時代から高市氏と親交が深い元衆議院議員の宮沢博行氏は辞職した際のエピソードを引き合いに出して「(高市氏から)『大丈夫か、生きているか』と連絡が来た。『大丈夫です。今日は東京の最後の夜なので、ラーメンを食べに行きます』と言ったら、『ラーメン食えるなら大丈夫や』と返信があった」という。裏金問題についても「『よく言った』と褒めてくれたので、そういうコミュニケーションはしっかり取る方だと思う」とした。

 さらに、「自民党が野党に下った時に、自民党の綱領の改正があった。我々は保守政党であるというところから再出発した。その後を見ていくと、他の方が左にブレてしまっているので、党のアイデンティティはどうなるんだということに関しては、高市氏に支持が集まる可能性は高い」との見方を示した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)