友人「物価上がってるから生活費増額すべき」夫「給料変わらないから増額は無理」我が家の解決策は?

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近年、色々なモノが値上がりしているので、生活を維持するのが一苦労という人も多いでしょう。筆者も以前より節約を心がけるようになりました。そこで今回は【生活費の増額を旦那に断られた】という知人から聞いたお話を紹介します。

「生活費を増額してもらった」という友人。我が家も、と旦那に頼んでみたが

私は40代の主婦で、育ち盛りの娘2人と旦那と、4人で暮らしています。近年、食費や日用品、ガソリンなど様々なものが値上がりして、家計簿と睨めっこする時間が増えていました。

家計のやりくりに悩んだ私は、付き合いの長い主婦友に「最近値上げラッシュだけど、何か節約ってしてる?」と聞いてみることに。

すると「色々してるけど、やっぱり厳しいから旦那に言って生活費を増額してもらったよ」と言う返事が返ってきました。

「だって、物価が上がってるんだから、生活費だって多くもらうべきでしょ」という主婦友の言葉に背中を押された私は、その夜、旦那に生活費をこれまでより多くもらえるようお願いしてみたのです。

しかし旦那の答えは「NO」。旦那いわく、「もちろん物価が上がっているのは知っている。でも俺の給料は増えないから、今以上に生活費を多く渡すことはできない。むしろ俺も物価高のせいで小遣いをやりくりするの大変なんだ」と。

それを聞いて「それもそうか」と納得した私は、「生活費の増額なしで、きつい節約をせずに、生活水準を保つにはどうしたらいいんだろう?」と真剣に考えてみたのです。

生活を守るために、私が決行したこと

考えた結果、まずは近所のお弁当屋さんでパートを始めました。「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、主婦歴が長い私にとって、パートといえども社会復帰することはかなり勇気がいりました。

「今更働くなんて無理」と思いこんでいましたが、やってみると意外に働くことが楽しくて「これでお金ももらえるなんて、もっと早く始めればよかった」と思っています。

また、少しでも老後の生活の足しにできればと、主婦友に教えてもらった積み立て投資も始めて、毎月少しずつお金を積み立てるようになりました。

やったことのないことに挑戦したおかげで、「節約以外にも、家計のために自分ができることはまだまだある」という自信がつきました。

これからも家計のためになりそうなことがあれば、無理のない範囲でチャレンジしていきたいと思っています。

【体験者:40代・女性パート主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。