東京〜長野で「3000円負担増」も!? 9月連休の高速「休日割引除外」いよいよスタート! ネット上では「平日休めない」「分散とか無理」困惑の声も
今年からシルバーウィークで「適用除外」スタート
9月の大型連休「シルバーウィーク」が今週末から開始となります。
3連休が2週連続となるレジャーシーズンですが、この期間は高速道路の「休日割引」が適用されないため、注意が必要です。なぜこんなことになったのでしょうか。
NEXCO各社などの高速道路では「休日割引」の制度があり、土休日に通行すると、料金が3割引きになります。
【画像】えっ…!? これが休日割引の「適用除外」カレンダーです(19枚)
2014年から本格開始されたこの割引制度は、「観光需要を喚起し、地域活性化を図るため、高速道路の有効活用を促進」するのが主な目的とされました。
しかし、次第に土休日の利用者の増加が、渋滞や混雑など、ネガティブな方向へ目立っていきます。
折しも、2020年にはコロナ禍となり、人出の抑制対策としてGW・お盆・年末年始は「休日割引の適用除外」とされることとなりました。
この適用除外はコロナ禍が一段落したあとも、オーバーツーリズムの対策として、そのまま継続となりました。2023年10月の閣僚会議では「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」が策定。「観光需要の分散・平準化」を図るとしています。
その一環で、シルバーウィークについてもその「適用除外」に含まれることとなりました。
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とはいえ、国民の休日以外にはなかなか仕事を休めないという家庭も多く、貴重な3連休しかお出かけできない場合、高速道路への出費がかさむこととなります。たとえば上信越道で東京〜長野を移動するだけでも、割引分は往復で3000円を超えます。この割引が、今年から適用されなくなります。
ネット上では「平日休めないのに。なにが分散だよ」「分散って言っても休めないし…」「まずは会社が平日に休みになるようにするのが先では」「逆に平日は割引になるようにすれば?」「結局は遠出する人は使い、場合によっては数時間の渋滞に遭遇する」など、困惑の声が相次いでいます。
もっとも、深夜割引は365日いつでも適用されます。0時〜4時の間に通行していれば、入場・出場が時間外であってもかまいません。割引率はおなじく3割です。
とはいえ、それに対しても「夜中に移動するのどれだけ大変か分かってる? 子供も寝かしつけないといけないし」など、大変であるという声も多く見られました。