名古屋市西区の自動車部品などの工場で11日朝、人体に有毒なガスが発生し、従業員3人が救急搬送されました。

 11日午前8時半すぎ、西区歌里町の「愛中理化工業」の本社工場で「臭化水素が発生し、作業室にいた人が喉の痛みを訴えている」などと通報がありました。

 いずれも30代の従業員の男女3人が目や喉の痛みを訴え搬送されましたが、命に別条はないということです。

工場の従業員:
「むせるような臭いがちょっとあって。煙がすごかったので中に入れなかった」

 消防によると、メッキ加工の工程で液体の薬品を温めすぎたため臭化水素が発生したとみられ、従業員などおよそ40人が近くの公園に避難したということです。