【ひみつのうつ子ちゃん】3歳息子を保育園に送ってホッと一息ついた後、気づいた母親泣かせの「恐怖の忘れ物」

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X(旧Twitter)で子育ての思わずクスっとしてしまう出来事を日々ポストし、話題を集めている「ひみつのうつ子ちゃん」(@utuko_chan)。「いいね」1万超えも多数! 人気の秘密は、「あるあるの共感力」です。そんな話題のポストでは書ききれなかったエピソードをうつ子ちゃん自身が執筆。

3歳の息子さんがいるうつ子ちゃん。30代ですが、育児に家事に仕事にと、やるべきタスクが多すぎて、思わぬ失敗や物忘れが増えているそうです。今回は、Xでも5000件もの「いいね」を集めた、多くの方が共感した失敗エピソードをご紹介します。

忙しいは言い訳? 失敗と物忘れの日々

最近「アレやん、アレアレ…」「アレなんやったけな〜」と、“アレ”ばっかり言っているうつ子でございます。頭には思い浮かんでいるのに、すぐに言語化出来ないというか、人・モノ・場所の名前がなかなか思い出せません。心は永遠の18歳、順調に歳を重ねております……。

ただ、今になって思い返すと、産後直後は自分でもびっくりするほど、モノを忘れました。ちょっとした計算が出来なくなったり、当たり前のように覚えていた暗証番号を忘れたり……。これは、俗に『マミーブレイン』と呼ばれるもので、産後一時的に記憶力や集中力が低下するみたいです。「私もなったことある!」とママ友さんたちも言っているし、今はみなさん、お茶したときのお会計のワリカン計算もバッチリなので、本当に一時的なものなんですね。

でも、色々とやらかした、過去の自分のオモシロ行動は恥ずかしくもありますが、「フフッ」とたまに思い出し笑いで、元気をもらっています。例えば「たまごを三角コーナーに割り入れ、お椀に殻をダンクシュート」や「途中でゴミ捨て置き場に置いてくるはずだった家庭ゴミとともに登園」。そして「ベビーカーを積み忘れ、駐車場に置きざりで旅行に出発(息子は無事)」などなど……。思い出せばキリがないほどに「ギャー!」ということをやらかしています。

もうすぐ息子は4歳になるので、もう産後とは言えないかもしれないですが、つい最近の大きなやらかしは「成田空港に降り立たなければいけないのに、羽田に降り立っていた」ことですかね……。コレはうっかりというレベルではないですが、羽田から成田にタクシーをかっ飛ばした苦すぎる想い出です。ここまでくると自分のことが怖いです。

きっとみなさんにも、産後とか関係なく “アレ、コレ”が思い出せない失敗や「ギャー!」とついつい叫んでしまうような、うっかり赤っ恥エピソードがあるのではないでしょうか。え? ありますよね? あると信じています。え? あると言って〜!! 今回は思わず「ギャー!」と叫んでしまった息子の保育園エピソードをお届けしたいと思います。

おしゃれ『家事ハック』さんには永遠になれない日々

登園前の朝の準備は忙しい。色々と前日に準備しておけばいいものの、日中は夫婦ともに仕事でバタバタ、夕方からはわんぱくボーイのお世話にてんてこ舞い、さらに体力オバケの息子の寝かしつけに苦戦し、そのままともに寝落ち……という陥落の日々を過ごしています。我が家は広いおうちではないので、家事などの物音でせっかく眠りについた息子を起こしたくはない……ということもあって、残った家事は翌日に持ち越すこともしばしば。いえ、本当は「起こしたくない」というのは言い訳で、「もう疲れた」が本音です(笑)。

インスタグラムなどのSNSには、作り置きご飯のレシピなどの『家事ハック』の数々が投稿されています。忙しい毎日にゆとりを、という家事ハックですが、その作り置きの美しさ、背景に見えるキッチンのスッキリ加減がまぶしすぎて……! キラキラライフとは程遠い我が家……泥臭く、ゆるくそしてバタバタと、家事育児やっています。押忍!

そんなバタバタ我が家で、ある事件が勃発しました。無事に息子を保育園に送り届け、在宅ワークのため帰宅した私。ホッとひと息、コーヒーを入れました。この時間、とても貴重なんですよね。朝の喧騒からやっと解き放たれ、ゆったりとした時間が流れるときです。

つけ忘れた「あれ」がテーブルの上に……!

「こういう時間も母親には必要よね」と思いながら、コーヒーを口に運ぼうとした瞬間、薄いブルーの丸いモノが私の目に飛び込んできました……!

誰もが恐怖を覚える、ぷにゅぷにゅした素材の丸いものです。白かったり、半透明だったり、薄いグレーだったり、薄いブルーだったりする、ちょうど親指と人差し指をくっつけてできるような大きさのまん丸の輪っかのヤツですよ。そう……それは……息子の水筒のゴムパッキン!!!!!! 気づいたとき、私の目と口と鼻の穴は全開に。「あぁ!!! ゴムパッキンつけるの忘れてるわぁぁああ!!! 絶対、保育園カバンもビショビショやぁぁぁああ!」と叫びました。

在宅勤務の夫も何事?という顔で仕事部屋から出てきたものの、ゴムパッキンがついていない水筒の恐怖、悲惨さをまったく想像できない夫は「なんだそんなことか、大丈夫だよ」と言って、スルッと仕事に戻っていったのでした。当事者意識がないって怖いですよね! ぷん! いや、夫よ、いつもありがとう!

とはいえ、これから仕事のミーティングもあるし、水筒のゴムパッキンだけつけに保育園には戻れず、その日はモヤモヤを抱えたまま一日を過ごしたのでした。そしてお迎えの時間がやってきました。先生は私の顔を見るなり開口一番「おかあさん…! 今日…! 水筒が…! 」。私はすかさず「そうなんですぅぅぅ! ゴムパッキンつけ忘れました! すみません〜(涙)」とスライディング謝罪をしました。もちろん保育園カバンは、見事なまでにビショビショでした。ガビーン。

多くの方がやらかしていた「ゴムパッキン事件」

このゴムパッキンのエピソードをX(旧Twitter)でポストしたこと、想像を超えて、なんと5000件の「いいね」をいただき、共感のコメントや驚きエピソードも寄せられました。

◇『2泊3日の宿泊学習に子を送り出した後に、水筒のゴムパッキンを発見した人を知っています……学校に電話してみたら、「届けてください」って言われて片道1時間かけて届けたそうです(笑)』

わお…! たしかに2泊3日ならゴムパッキンはいりますよね…(涙)存在感としては薄くて忘れやすいわりに存在価値が高すぎるパーツ、ゴムパッキン恐るべしです。他にも……。

◇『分かる....!!「ゴムパッキン洗って外したときは情報共有せぇよ!!!!!!」と激おこした時もある...。(食洗機の中にゴムパッキン残ってたのを発見した時など)』

たしかに…!外したときの情報共有は必須です。ウチは逆に外して洗って乾かして置いた細かいパーツを夫がそのまま紛失するケースが多発したことがあります。(夫よ! いつもありがとう!)

コメントを下さった方から教えて頂いたのですが、今ではゴムパッキン一体型の水筒もあるそうですね。水筒が壊れたら次は、ぜひ一体型を買おうと思います。こんな感じで、水筒のゴムパッキンを忘れたり、たまごを三角コーナーに割り入れたり、日々いろんなことを忘れたりやらかしたりしながら過ごしております。

一方、息子に「ママ…あのね、だいすきだよ?」と突然耳元でささやかれたり、「ママ…良かったら手伝おうか?」と踏み台を抱きしめながらキッチンに入って来てくれたり、「みんなで一緒に食べるごはんはおいしいね」と笑って言ってくれたりと、そんな素敵な胸キュン想い出だけは絶対に忘れたくないです。

あ、でも、先日、息子のプールバッグに私のおパンティを入れてしまっていたことは全力で忘れたいですが……。きっと先生は気づいていたと思います。触れずにそっとしてくださっています。先生、いつもありがとうございます! 先生、速攻で忘れてください……。ワッショイ!

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