ニコール・キッドマン、ベネチアで女優賞獲得も母死去で授賞式欠席

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 ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』や映画『ムーラン・ルージュ』、『アイズ ワイド シャット』などで知られるニコール・キッドマン。この度閉幕したベネチア国際映画祭で女優賞に輝いたが、母ジャネルさんが亡くなったことを受け、授賞式を欠席し、ハリナ・レイン監督が声明を読み上げた。

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 Varietyによると、現地時間9月7日に開催された授賞式で、『Babygirl(原題)』のレイン監督が女優賞を獲得したニコールの代理で登壇し、ニコールが母の訃報を受けて急遽帰国したことを明かし、彼女のメッセージを読み上げたそうだ。

 ニコールは声明で、「今日、ベニスに到着してすぐに、勇敢で美しい母ジャネル・アン・キッドマンが亡くなったことを知りました。ショックを受けましたし、家族の元に戻らなくてはなりませんが、この賞を母に捧げます」とコメント。

 「母は私を形作り、導き、作り上げてくれました。ハリナを通じて母の名を口にすることが出来て、何より感謝しています。人生とアートの衝突は心が痛みます。私の心は張り裂けています」としている。

 ジャネルさんは、看護講師でオーストラリアのフェミニスト団体Women’s Electoral Lobbyのメンバーだったそう。

 なお今年のベネチア国際映画祭では、最高賞の金獅子賞にペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door(原題)』、審査員大賞には、マウラ・デルペロ監督の『Vermiglio(原題)』、監督賞は、『The Brutalist(原題)』のブラディ・コーベット監督、男優賞には『The Quiet Son(原題)』のバンサン・ランドンが輝いた。