7戦4勝、不敗神話が続く菊池雄星のトレードは「良い取引だった」 プレーオフでのローテ入りも「可能性が高まっている」
好投が続く菊池。プレーオフでもローテに入るだろう(C)Getty Images
アストロズの菊池雄星は現地時間9月7日(日本時間8日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発。6回を投げ、2本塁打を含む7安打4失点と苦しみながらも、今季8勝目(9敗)を挙げた。
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初回は2死からランデル・グリチェクに安打されるも、2三振を奪う好投。見事な立ち上がりをみせたが、2回に無死から連打を浴びて一、三塁のピンチを招くと、ケビン・ニューマンに適時打、ホセ・ヘレラに犠飛を許し2点を先制された。
3回は3者凡退に抑えたが、4回にニューマン、6回にユジニオ・スアレスにそれぞれソロ本塁打を浴びて失点。苦しい投球が続きながらも、味方が6回裏終了時点までに10得点。大量援護に恵まれ、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。
試合はアストロズが11-5で勝利し、菊池は移籍後7試合で早くも4勝をマーク。チームも菊池が登板した試合は全勝しており、不敗神話は継続中だ。
7月末の加入後、4年連続地区優勝を目指すチームに大きく貢献する菊池。ここまでの活躍について、米メディア『Sports Illustrated』は「アストロズのユウセイ・キクチの再評価」と題した記事を配信。
記事内では、トレード当時の状況を振り返りつつ、「キクチがアストロズにどれほどの影響を与えるかは明らかではなかったが、1か月余りで、ヒューストンにとって素晴らしい取引であることが判明した」と菊池の活躍を評価した。
また、プレーオフを含めた今後の活躍について「キクチはアストロズのプレーオフで先発を務める可能性が高まっている。ヒューストンには現在、多くの投手がいるが、キクチは左利きで、非常に良い投球を見せている」と大きな期待を寄せた。
同記事は最後に「当時、この移籍はヒューストンにとって良い取引とは思えなかったかもしれないが、今では確かに良い取引だったと、そう思える」と締めくくった。周囲の評価を覆す活躍をみせている菊池。好投を続ける左腕からまだまだ目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]