日本戦で失点して肩を落とすサッカー中国代表【写真:ロイター】

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FIFAワールドカップ2026アジア最終予選

 サッカー日本代表は5日、埼玉スタジアム2002で中国代表とのW杯アジア最終予選の初戦を戦い、7-0で大勝した。屈辱的な点差をつけられた中国では、元代表主将の范志毅(ハン・シギ)氏は「黄浦江に飛び込みたい気持ちだ」と大ショックを受けていることがSNSのトレンド1位になるほど話題に。ファンからは「10点差がつくんじゃないかと思っていた」「今日の成績を祝うべき」などとヤケになったような声が上がっている。

 日本は前半12分に遠藤航が先制ゴールを挙げると、前半終了間際には三笘薫が追加点。2-0で突入した後半は更なるゴールラッシュとなり、南野拓実が2ゴール、さらに代表復帰となった伊東純也が途中出場から得点すると、やはり途中出場の前田大然もスピードを生かしてゴールネットを揺らした。アディショナルタイムには久保建英もシュートを叩き込み、終わってみれば7-0の圧勝となった。

 攻撃陣のタレントが19本のシュートを放って軒並みゴールを挙げた日本に対し、中国のシュートはたった1本。歴然とした実力差が示された結果に、中国メディア「魯中晨報」では范志毅氏が「相手があまりにも簡単に得点してくる。黄浦江がもっと近くにあったら、本当に黄浦江に飛び込みたい気持ちだ」などと嘆いたことを紹介した。

 この記事には范志毅氏と同じように嘆く中国人ファンも続出。「中国チームのパフォーマンスはまずまずだったよ。10点差がつくんじゃないかと思っていた。少しはマシだったから、ホッとした」「0-7って新記録じゃないか? 選手も監督も関係者も今日の成績を祝うべきだ」「現実を知るべきだ。我々はアジアの4流だ」といった声だけでなく、中国では有料放送のみの中継だったため「お金を払って中継を見なくてよかった〜〜」といった声も上がっていた。

(THE ANSWER編集部)