自分にとっての青色と緑色の境界が他人と比べてどれほど違うかを教えてくれるサイト「Is My Blue Your Blue?」
青色と緑色の中間に位置する青緑や浅葱色、ピーコックグリーンなどの色は、青色と呼ぶべきなのか緑色と呼ぶべきなのか人によって意見が分かれます。「Is My Blue Your Blue?」は、自分にとっての「青色と緑色の境界」が他人と比べてどのような位置にあるのかを教えてくれるサイトです。
Is My Blue Your Blue?
https://ismy.blue/
「Is My Blue Your Blue?」にアクセスすると、画面全体に特定の色が表示されます。
表示されている色が「青色」だと思う人は画面左下の「This is blue(これは青色です)」を、「緑色」だと思う人は右下の「This is green(これは緑色です)」をクリックします。なお、中央下部の「Reset(リセット)」をクリックすると、最初からやり直すことができます。今回は緑色だと思ったので、「This is green」をクリック。
すると、次の色が表示されました。今度は青色だと思ったので「This is blue」をクリック。
次の色はかなり微妙なライン。悩みながらも「This is green」をクリックしました。
すると、先ほどの色よりほんのわずか青色っぽい色が表示されました。このように、どんどん青色と緑色の境界を絞り込んでいくことで、自分にとっての青色と緑色の境界が全体で見てどれくらいの位置にあるのかがわかるというわけです。
合計で7回ほど選択を繰り返すと、最終的な結果が表示されました。今回テストした編集部員の青色と緑色の境界は、色相スケールでいう「hue 173」に位置するそうで、これは全体の63%より緑色側に境界が偏っているとのこと。この位置に境界があるということは、ターコイズブルーは青色だと認識していることになります。
なお、結果表示画面の左下にある「Submitted!(提出!)」をクリックすると、自分の第一言語や色弱の有無といった項目に回答して送信できます。
「Is My Blue Your Blue?」を作成した神経科学者のパトリック・ミノー氏は、このウェブサイトはあくまで娯楽目的に作成したサイドプロジェクトであり、結果はモニターの補正や周囲の照明、ナイトモードのオン/オフなどによって左右されるとしています。また、他の人々と比べて自分の青色と緑色の境界が大きく異なっていたからといって、視力や目に問題があるというわけではないと補足しています。