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X(Twitter)ではここのところ「スーパーでお米が売ってない」という報告を見かける。

複数のXユーザーが、スーパーの米売り場がカラになっている様子の画像を投稿しており、売り場には「お米は1家族さま1点限り」「お米の供給が不安定になっております」「品切れ、品薄についてのおわび」という掲示があることも確認できる。

その他のXユーザーからも「朝からスーパー3軒まわってるけど、お米がない」「ネットスーパーも取扱なし」と困惑する声がある。だがいっぽうで「近所のスーパーに行ったら在庫あった」「東京23区から車で20分の格安スーパーには十分あった」という報告もあるので、お米がまったく買えない状態ではないようだ。

あくまで一時的な現象と思われるが、原因はどこにあるのだろうか。Xユーザーの間では

地震の影響で買いだめが起こっているのでは」
「子どもたちの夏休みで米の消費量が上がっているのでは」
「近所のスーパーでは、昨年の猛暑による不作が原因と書いてありました」
出典:Togetterオリジナル

などと考察されている。

だが、「不作」については、一部の農家では首を傾げているようだ。兼業米農家であるというユーザーからは「確かに猛暑とカメムシ被害で等級は下がりましたが、とっても『不作』というわけではない。買い占めが起こる前から少しずつ在庫薄になっていて、それにしてもなぜここまでないのか、農家としては不思議」。また、身近な米農家から話を聞いたという人も「(公的な検査を受けて優良な米と認められた)一等米が少ないだけだと話していました」としていた。

災害への不安や消費量のアップなどさまざまな要因が折り重なって、現在の品薄状態を招いてしまっているのかもしれない。

この騒動の中でも落ち着いているのは、お米の定期購入を契約していたり、農協や生協で購入したりしているという人たちだ。

お米ふるさと納税の定期便で頼んでる」「農家さんがお家の一角でお米を売ってたりします」「JAの通販サイトで売ってるので、スーパーでお米が買えない人へ届いて欲しい」という投稿もある。

お米のように、年間を通して需要がある商品を買い占めると、必要な人に届きにくくなってしまい、スーパー側でも購入制限を設けざるを得なくなる。慌てて買い集めることのないよう、日頃からストックしておくことが大切だろう。