漫画「食べるの遅い人あるある」のカット(いとりさん提供)

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 外食するときの悩みを描いた漫画「食べるの遅い人あるある」が、Instagramで700以上のいいねを集めて話題となっています。

 食べるペースが遅く、外食ではさまざまなことに気を使ってしまう作者。そんな食べるのが遅い人ならではの「あるある」を集めた内容に、読者からは「めっちゃ分かります」「職場で、みんなでご飯を食べるのが苦手」「1人飯が自由でいいです」など、共感の声が上がっています。

相手を待たせてしまうことが気まずい

 この漫画を描いたのは、会社員兼イラストレーターのいとりさんです。日常の出来事や旅行記を漫画にしてInstagramやnoteで発表しています。いとりさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

いとりさん「漫画は今年の5月くらいから描き始めました。初めはInstagramに絵をアップするだけでしたが、ある投稿を多くの人に見ていただけたことから、『頑張ってみようかな』とやる気が芽生えました」

Q.漫画「食べるの遅い人あるある」を描いたきっかけを教えてください。

いとりさん「以前に投稿した『お金が使えない人あるある』で、たくさんの人に共感してもらい、うれしかったことがきっかけです。また自分なりの『あるある』を投稿しようと思って描きました」

Q.ご自分の食べるスピードが遅いことに気付いたのは、どんなときでしたか。

いとりさん「同僚とランチを食べに行くと、食べ終わるのがいつも最後だと気付きました。外食だと、1人前の量が私には多いことがよくあり、余計に大変です」

Q.「これなら早く食べられる」という食べ物はありますか。

いとりさん「麺類なら比較的早く食べられるかな、と思います。パスタやうどんだと飲み込みやすく、定食のように品数も多くないので」

Q.食べることが遅くて、特に大変なことは何でしょうか。

いとりさん「食べ終わるまで、相手を待たせてしまうことが気まずいです。人と食べに行ったときは話もしながら食べるので、余計に遅くなることが多く、焦ってしまいます。また、食べたいメニューがあっても、『食べ切れるメニュー』を優先してしまうのも、少しつらいです…」

Q.漫画「食べるの遅い人あるある」について、どのような意見が寄せられていますか。

いとりさん「『めっちゃ分かります』『人と一緒に食べるのはプレッシャー』など、共感していただけるコメントが多く寄せられました。他には、『給食がつらかった』というコメントもありました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

いとりさん「今は日常の出来事を漫画にしているのですが、自分の中で課題意識がある、少し重たいテーマも描いてみたいです。また、長めの漫画にもトライしてみたいです」