イモトアヤコ『イッテQ』で夫とのキューピッドに…恩人登山家が滑落の悲愴

写真拡大

《私は健郎さんがいなければ 行けなかった場所 見ることをできなかった景色 届けることのできなかったもの たくさんあります》

7月31日、イモトアヤコ(38)は自らのインスタで、世界第2の高峰K2(8611メートル)で滑落し、安否不明となっている登山家・中島健郎さん(39)への心情を綴った。

「中島さんは’12年から『世界の果てまでイッテQ!』の登山部シリーズで、世界各地の高峰に挑むイモトさんをサポートしていました。今回、彼女は改めて中島さんに感謝を示し、《いつも 優しくて強くて 朗らかで柔らかく 山では40キロもの荷物を軽々背負い ものすごいスピードで上り下りする かっこいい山男》とコメント。

7月末、中島さんとともに滑落した平出和也さん(45)のお二人の捜索は、二重遭難の恐れがあることなどから、ご家族の同意のもとで、救助活動の打ち切りが決まりました。イモトさんご夫妻も、とても心苦しい思いだったと聞いています」(日本テレビ関係者)

中島さんはイモト夫妻の“キューピッド役”だったと明かすのは、制作関係者だ。

「イモトさんの登山にずっと同行していたのが、夫となった石崎史郎ディレクターでした。

’15年7月に、登山部メンバーがマッキンリー登頂を成功させる様子がオンエアされました。厳しい悪天候の中でカメラマンを務めた中島さんが、2度目のトライで、頂上・デナリでの撮影を無事成功させて戻ってきたのです。

そこでイモトさんは彼に登頂の“お礼”として頬にキスをしました。それに対して、石崎さんが『俺も登ったんだけど!』と猛烈にアピール。イモトさんは『マジで言ってるの?』と答えた直後、彼の唇にキスをしたのです。放送後、2人のやりとりに《付き合ってる?》《結婚しろよ》といった声が局にも届く大反響でした。まだ交際前でしたが、4年後、2人は本当に結婚したのです」

中島さんは登山の楽しみをできる限り多くの人々に伝えたかったという。彼の知人はこう語る。

「彼の登山の原点は、お父さんに手をひかれて登った裏山でした。お父さんは彼が3歳のときにがんを患い、約1年半後に亡くなりました。父との数少ない、貴重な思い出が登山だったのです。登山で愛を深めたイモトさん夫妻が2年半前に男児を授かったとき、彼はとても喜んでいました」

イモトは冒頭のインスタで悲愴な胸中をこうも明かしていた。

《絶対的に頼りになる山男ですその反面 時に誰よりも先に高山病になったり お腹をよくこわしたり そんなところも全部ひっくるめて 私は健郎さんが大好きです》

中島さんの登山愛は、イモト夫妻の心に永遠に生き続ける。