コストコ深煎りコーヒー豆『エスプレッソブレンド』からもスタバ印が消える! 新コスパや味傾向を確認してみた
コストコの深煎りコーヒー豆の定番『エスプレッソブレンド』がリニューアルされていますね。『ハウスブレンド』と同様、ただパッケージデザインがシンプルに洗練されただけでなく、スターバックスのブランドネームが消滅しているんです。
お値段が下がっている点はありがたいところですけど、味の面では変化があるのでしょうか? コスパも含めて調査してみました!
『エスプレッソ ブレンド』からもスタバ印が消えた
別の記事でお伝えしたとおり、コストコのPBコーヒー豆がスターバックス製造ではなくなった模様です。
この『エスプレッソブレンド』(品番 1726068)からもスタバのブランドネームは消えており、コストコのPB「カークランド シグネチャー(KIRKLAND Signature)」のロゴだけが残されています。
以前はこのような目立つレッドのパッケージデザインでしたが、いまは落ち着いたブラウン系のデザインに変更されています。
なお、内容量は1.13kgで変化なし。価格は1,998円(税込)。『エスプレッソブレンド』が2,000円を切るのはひさしぶりかも(詳細は後述)。
過去イチ割安になった『エスプレッソブレンド』
ここでいったん『エスプレッソブレンド』の価格の変遷をチェックしてみましょう。
mitok編集部で観測している2017年以降では、スタバ印の消えた『エスプレッソブレンド』がもっとも割安プライスになりましたね。
最安だった2017年時点(約184円/100g)と比較して約5%の割安、今年4月時点(約239円/100g)に対しては約26%もお買い得になっています。日常的に飲むコーヒーとしてはありがたい価格設定ですよね。
コーヒー豆の仕様・コスパは?
さて、『エスプレッソブレンド』のコーヒー豆仕様をチェックしてみますと、スタバ印時代と比べて大きく変わったのは生豆生産国ですね。以前(今年4月)はペルーだったのが、メキシコを中心に、ニカラグアとコロンビアというマルチリージョン仕様に。これだけ変化があると、味を保つのも大変なのでは?
焙煎レベルはコストコ基準で「ダークロースト」。パッケージ記載の「リッチ&インテンシティ」を見ると、「16段階の15」と読み取れます(そういう目盛りなのかな? そもそも)。かなりの深煎りですね。
なお、従来品同様、豆はサイズ不揃いで欠けたものが多く目立ちます。
『ハウスブレンド』と見分けがつかない?
ところで、上の写真は同じくリニューアルされた『ハウスブレンド』(ミディアムロースト)と本品のコーヒー豆を並べたものです。区別がつきますかね?
ほとんど同じように見えますが、写真内左が『エスプレッソブレンド』なんです。味に差は出るの……?
味傾向は?(『ハウスブレンド』との違い)
苦味|■■■■■酸味|■□□□□甘み|■■□□□コク|■■■□□香り|■■□□□※中細挽き、ペーパーフィルタードリップ
まず、コストコのPBコーヒー豆である本品『エスプレッソブレンド』と『ハウスブレンド』、いずれも深煎り好きに向いた商品です。そのうえで『エスプレッソブレンド』はよりハードな苦みを好む人におすすめです。
『ハウスブレンド』と見た目の焙煎具合が変わらないので似た味かと思いきや、『エスプレッソブレンド』ははっきりと硬質な苦みをもったコーヒーでした。スタバ印時代とほぼ似た傾向で、アーシーさなどのクセや雑味は感じさせず、力強いビターな作りとなっています。
まぁ、それでもmitok編集部的には、深煎り好きには『ハウスブレンド』をおすすめしたいところ。ビリッとくる苦みを求めるなら『エスプレッソブレンド』をどうぞ。コーヒー牛乳のベースにも向いていますよ。
エスプレッソ抽出したらどう?
商品名が『エスプレッソブレンド』ですし、実際にエスプレッソ抽出したらどうなのかと試してみました。
結論としては……ナシですかねぇ。妙にクセつよな酸味がツンときてしまって……。商品名はあくまでもエスプレッソ豆レベルの焙煎度合いですよ、という意味でしょう。ドリップコーヒー用としてどうぞ〜。
コーヒー豆の保存方法は?
開封後はコーヒー豆を密閉容器に移し、日の当たらない暗所で保管しておくのがおすすめです。
保管場所は冷蔵庫でもOKですが、ドリップ時に膨らみがあるようであれば、2週間ほどは常温保存でもよいでしょう。
2週間ほどで飲みきれない分については、保冷バッグ(「ジップロック」など)に必要な分を詰め替えて、冷凍庫で保管しておくのがおすすめです。
冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたコーヒー豆を飲む際は、常温に戻してから使うようにしましょう(30分ほど室温に置くなど)。