付けたら「ダサい?」 オーストラリア政府公認の「日本ナンバー」存在! 漢字で「車」書かれることも… 現地の反響は?

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オーストラリアのナンバープレートなのに日本語が表示されている

 最近、オーストラリアにおいて日本式のナンバープレートが人気を集めています。

 では、一体どのようなデザインなのでしょうか。

オーストラリアのすべての州では「日本式ナンバープレート」が導入されている(画像は編集部加工)

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 普段何気なく見ている自動車のナンバープレートですが、アメリカにおいては日本のナンバープレートを模したプレートを集めるコレクターが存在します。

 また最近は、オーストラリアにおいても自動車に日本式のナンバープレートを設置する人がいるほど人気を集めています。では、オーストラリアにおける日本式のナンバープレートとは一体どのようなデザインなのでしょうか。

 そもそも日本のナンバープレートは自家用の登録自動車の場合、白地に緑色の文字や数字が入っています。具体的には「品川500 さ 23-45」のように、登録された地域名や自動車の種別をあらわす分類番号、ひらがな、一連の指定番号が表記されます。

 なお、日本のナンバープレートのサイズは普通自動車で縦16.5cm、横33cmの長方形です。

 それに対してオーストラリアのナンバープレートは、州によって違いはあるものの日本のナンバープレートよりも横に長い形をしており、数字とアルファベットの組み合わせの上部または下部に州名が入っているデザインが一般的です。

 たとえばオーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州の自家用自動車のナンバープレートは黄色地に黒色文字であり、サイズは基本的に縦13cm、横37cmの横長です。

 加えて、数字とアルファベットが組み合わさった番号の下に「NEW SOUTH WALES(ニューサウスウェールズ)」や「NSW-THE FIRST STATE(最初の州)」などと記載されています。

 またタスマニア州は野生動物が多く生息することで知られているため、アルファベットや数字のほかに動物のイラストが入った細長いナンバープレートを使用しています。

 そのような中、オーストラリアのすべての州では「日本式ナンバープレート」が導入されています。

 日本式ナンバープレートは日本の普通自動車のナンバープレートと同じサイズで、文字の配置も日本のものと類似しています。

 オーストラリアでは通常の横長のナンバープレートだけでなく、この日本式ナンバープレートを選択できるというワケです。

 南オーストラリア州政府の公式サイト「EZY Plates」によると、南オーストラリア州における日本式ナンバープレートは白地をベースに文字色を黒色、青色、緑色、栗色の4色から選べます。

 またナンバープレートの左側には南オーストラリア州を示す「SA(South Australia)」、中央上部には日本語で「南オーストラリア」、中央には最大6つの文字と数字の組み合わせ、中央下部には漢字で「車」と、それぞれ表記されます。

 このナンバープレートを使用する場合は年会費として235オーストラリアドル(日本円で約2万5000円)を支払う必要があります。

 さらに、日本セットシリーズ(プレミアム)プレートと呼ばれるナンバープレートについては白地に緑色文字であり、中央上部に「南オーストラリア」、中央に「00-AAA」のような数字と文字が、中央下部に「SA」と表記されます。

 中央にある数字と文字の組み合わせは「00-AAA」から順次発行され、手数料は一括で259オーストラリアドル(日本円で約2万8000円)となっています。

オーストラリア州政府の公式サイト

 オーストラリアの日本式ナンバープレートに関してSNS上では、現地に居住する日本人などから次のような声が寄せられています。

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・ナンバープレートに「日本の国内市場」という文字をカスタムするのが流行っているらしい
・「日本」とか「車」という漢字の入ったナンバープレートを見た
・日本車をさらに日本っぽくしたい人が日本式のナンバープレートを選んでいる
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 オーストラリアは日本と同じ左側通行で自動車も右ハンドルであるほか、日本車が安くて壊れにくい、低燃費といった評価を受けていることから、多くの日本車が利用されています。

 そのため、日本車のプレート枠に合うものとして日本式ナンバープレートが選ばれているといえるでしょう。

 実際にオーストラリアにおいては、三菱「FTO」やホンダ「アコード」、「シビック」などに日本式ナンバープレートを設置している事例がみられました。

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 日本式ナンバープレートには「日本の国内市場」や「車」などの日本語が入っています。

「日本人からするとダサい」「言葉を意味じゃなくてデザインとして見ているんだろうね」などの声がある一方、日本語や日本のデザインが広まることを喜ぶ声も多く聞かれました。