トヨタ「ゴツい2人乗りマシン」公開! 屋根なし&オフタイヤの斬新見た目! 同時にレクサス「“ミニ”LX」にも熱視線! どんな特徴が?

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イベント限定!? 謎の「ミニハイラックス」とは?

 2024年7月5日から7日に、群馬県高崎市のGメッセ群馬にて「群馬パーツショー2024」が開催されました。
 
 沢山のクルマが集まっていたなか、ネクスコ・パトロール関東はトヨタ「ランドクルーザー・プラド」のパトロールカーと共に、「ミニハイラックス」とレクサス「ミニLX」が展示されていました。

屋根なし2シーターの斬新「“ミニ”ハイラックス」とは?(群馬パーツショー2024)

 ネクスコ・パトロール関東では各事業所でイベント用にミニカーを自作しているといい、これは市販の乗用ラジコンをパトロールカー仕様にカスタムしたもの。

【画像】「えっ…!」 これが「斬新“屋根なし”2シーターのハイラックス」です!(30枚以上)

 また、そのクオリティを水面下で競いあっているのだとか。

 今回イベントに来られていた高崎事業所の隊員によると、仕事終わりに何人かでコツコツと製作に取り組み、1台を完成させるまでに約30万円の費用と、1ヶ月前後の時間を要しているといいます。

 過程として、まず市販の乗用ラジコンにオールペンを施し、白と紺のツートンカラーに仕上げた後、新たに電源を搭載したうえでサイレンや電光掲示板などを増設。

 そのほか、トランクルームにはミニチュアのカラーコーンや矢印板が積まれており、子どもがよりパトロールカーに乗った気分になってもらえるようリアリティを追求したといいます。

 特にボディカラーに関しては、新型のパトロールカーが導入される度に塗り分けの場所が変わるようで、高崎事業所では新しいパトロールカーが導入されると、ミニハイラックスやミニLXにもアップデートを施しているとのこと。

 そして新しい車種が導入された場合には、それに合わせてニューマシーンを製作するといいます。

 なお、ミニハイラックスやミニLXは実際に乗車することができ、ペダルとステアリング操作で運転できるほか外部からリモコンでも操作できます。

 そんな拘りが詰まったミニパトロールカーですが、これまでに何度もイベント展示を行っており、毎度多くの注目を浴びて、ブースには沢山の子どもが集まるのだとか。

 その大人気ぶりに、前出の高崎事業所の隊員は次のように述べていました。

「よく警察や消防、自衛隊とイベントで一緒になることが多いのですが、これまでは他のブースに人気をとられていました。

 しかし、ミニパトロールカーを導入してから子ども達が『パトロールカー乗りたい!』と沢山集まるようになり、今では長蛇の列ができるほど大盛況です」

 なお、警察や自衛隊から「私たちの車両バージョンも作ってくれないですか」と相談されたこともあるといいます。

※ ※ ※

 今回のイベント出展に関しては、交通安全啓蒙の兼ねての展示とのことです。

 最後に前出のパトロール隊員は、「基本的なことですが車間距離などをしっかりとり、安全運転を心がけてほしい」とお願いしていました。

 高速道路で事故や故障などでハイウェイパトロールカーのお世話にならないよう、日頃から安全運転を心がけましょう。