人から信頼される「第二印象」の磨き方
「人は第一印象が大事」と言われる。つまり「見た目」である。では「第二印象」はなんだろうか?
第一印象は大事だが、第一印象だけで人は誰かを完全に信頼することはない。好ましい第一印象を補強する「第二印象」で相手の心をつかめれば、商談でも恋愛でも、望む結果を得られる可能性は高まる。
■第一印象だけでなく「第二印象」を磨け
「第二印象」として『思い通りに相手を操る心のガードの外し方』(Dr.ヒロ著、フォレスト出版刊)で挙げられているのは雑談だ。
雑談といってもただおしゃべりをすればいいわけではない。相手から好印象を持たれる雑談には、外せないポイントがある。
その一つが「ノンバーバルを最重視すること」。これは言い換えれば「話題などなんでもいい」ということである。
雑談が苦手な人のほとんどは「雑談といっても何を話せばいいかわからない」という悩みを持っている。どんな話題が相手に受けるかがわからない、というところで自ら雑談を始められなくなってしまうのだ。
しかし、ここで悩むのは無意味だ。繰り返すが、話題が大事なのではない。大事なのはノンバーバルの部分、つまり見た目や仕草、話し方である。話題で悩むくらいなら人から好感を持たれる話し方を探った方がいい。それさえ身につけば、話題は特に問題にならない。
■「中身のない人間」と思われても雑談で浅い話をすべき理由
2つめのポイントは「自分から話しかける」である。雑談を苦手にしている人ほど、その苦手意識から、自分から話しかけることに臆してしまう。しかし、実際は逆だ。自分から話しかけないから雑談がうまくいかないのだ。
雑談で相手が一番退屈するのは、もじもじしたり斜に構えて、その場を楽しむ意欲を見せない人。そんな人だと思われないためにも、先に話しかけて、会話の主導権を握るのだ。
そして3つめは「浅い話をすること」である。雑談の話題はなんでもいいが、本書では唯一「真面目な話」は避けた方がいいとしている。
初対面の人やまだそれほど親しくない人との会話では、お互いにまだ会話そのものを楽しむところまで至っておらず「この人はどんな人なのかな」と探り探り話すことになる。そんな時に真面目な話、堅苦しい話、何か教訓を得られるような話だと、相手を疲れさせてしまう。
くだらない話題を出して中身のない人間だと思われたくない気持ちは誰しもが持っているが、なんらかの意味のある「深い話」は親しくなってからいくらでもするチャンスはある。まだ親しくない段階で必要なのは「浅い話」なのだ。
◇
本書では、相手の信頼を勝ち取り、信用させ、そして思い通りに動かすためのテクニックが解説されている。人がどこを見て相手を信頼すべきかどうかを決めているのか、信頼を勝ち取るのはどの瞬間なのか、そしてその信頼を失わないためにどうすればいいのか。コミュニケーションの粋が詰まった一冊だ。
(新刊JP編集部)
【関連記事】
「朝型」は非効率?物流の視点から見たユニーク時間術
採用ミスを引き起こす企業側が学生を見る際の「まちがったものさし」
第一印象は大事だが、第一印象だけで人は誰かを完全に信頼することはない。好ましい第一印象を補強する「第二印象」で相手の心をつかめれば、商談でも恋愛でも、望む結果を得られる可能性は高まる。
■第一印象だけでなく「第二印象」を磨け
「第二印象」として『思い通りに相手を操る心のガードの外し方』(Dr.ヒロ著、フォレスト出版刊)で挙げられているのは雑談だ。
その一つが「ノンバーバルを最重視すること」。これは言い換えれば「話題などなんでもいい」ということである。
雑談が苦手な人のほとんどは「雑談といっても何を話せばいいかわからない」という悩みを持っている。どんな話題が相手に受けるかがわからない、というところで自ら雑談を始められなくなってしまうのだ。
しかし、ここで悩むのは無意味だ。繰り返すが、話題が大事なのではない。大事なのはノンバーバルの部分、つまり見た目や仕草、話し方である。話題で悩むくらいなら人から好感を持たれる話し方を探った方がいい。それさえ身につけば、話題は特に問題にならない。
■「中身のない人間」と思われても雑談で浅い話をすべき理由
2つめのポイントは「自分から話しかける」である。雑談を苦手にしている人ほど、その苦手意識から、自分から話しかけることに臆してしまう。しかし、実際は逆だ。自分から話しかけないから雑談がうまくいかないのだ。
雑談で相手が一番退屈するのは、もじもじしたり斜に構えて、その場を楽しむ意欲を見せない人。そんな人だと思われないためにも、先に話しかけて、会話の主導権を握るのだ。
そして3つめは「浅い話をすること」である。雑談の話題はなんでもいいが、本書では唯一「真面目な話」は避けた方がいいとしている。
初対面の人やまだそれほど親しくない人との会話では、お互いにまだ会話そのものを楽しむところまで至っておらず「この人はどんな人なのかな」と探り探り話すことになる。そんな時に真面目な話、堅苦しい話、何か教訓を得られるような話だと、相手を疲れさせてしまう。
くだらない話題を出して中身のない人間だと思われたくない気持ちは誰しもが持っているが、なんらかの意味のある「深い話」は親しくなってからいくらでもするチャンスはある。まだ親しくない段階で必要なのは「浅い話」なのだ。
◇
本書では、相手の信頼を勝ち取り、信用させ、そして思い通りに動かすためのテクニックが解説されている。人がどこを見て相手を信頼すべきかどうかを決めているのか、信頼を勝ち取るのはどの瞬間なのか、そしてその信頼を失わないためにどうすればいいのか。コミュニケーションの粋が詰まった一冊だ。
(新刊JP編集部)
【関連記事】
「朝型」は非効率?物流の視点から見たユニーク時間術
採用ミスを引き起こす企業側が学生を見る際の「まちがったものさし」