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熊本市出身でボクシングのIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の重岡銀次朗(しげおか ぎんじろう)(24)。
【12戦11勝9KO(※1無効試合)】

【写真を見る】ボクシングIBF王者 重岡銀次朗 「熊本のおばあちゃんに感謝」馬刺しで減量順調 世界1位サウスポーを28日迎え撃つ

3度目となる7月28日の防衛戦を前に、所属する東京のワタナベジムで10日、公開スパーリングを行いました。

重岡は、熊本市にある私立開新高校の出身で、2018年にプロデビュー。

去年10月にIBFミニマム級の王座統一戦を制して正規王者になりました。兄・優大(ゆうだい)もWBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級の前王者です。

重岡は3度目の防衛戦を前に、この日はフィリピンから招いたジェイセバー・アブシード(29)との軽めのスパーリングを公開しました。

大会を主催する亀田プロモーションによりますと、重岡は対戦相手のペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)を想定し、サウスポーのパンチに合わせてカウンターを打ったり、相手をロープ際に追い込んでコンビネーションを見せたりするなど、オフェンス面で多彩な動きを見せました。

対戦するタドゥランは、IBFミニマム級世界1位。

重岡はタドゥランについて「根性のあるファイターというイメージ。手数を出してずっと攻めてくると思う。最強の挑戦者だが、自分はオーソドックス(右構え)よりサウスポーの方が、相手にパンチが当たるし得意。サウスポーへの苦手意識はない」と自信をのぞかせました。

また、減量も順調だと話し、「減量は熊本のおばあちゃんから(熊本県名産の)馬刺しが大量に送られてきたので、馬刺しを食べながら減量している。おばあちゃんに感謝です」と述べました。

ボクサーとしては、高校1年生の時の熊本県高校総体で、当時3年生だった兄・優大と直接対決した際、初回のゴング直後に棄権したのが唯一の「黒星」で、事実上「生涯無敗のボクサー」です。
【アマチュア戦績:57戦56勝1敗】

具志堅用高(ぐしけん ようこう)さんが持つ日本記録13戦連続防衛の更新が目標の重岡。その頂に向けて拳を振り続けます。

試合は7月28日午後1時から滋賀県大津市の「滋賀ダイハツアリーナ」で行われます。